Metascalecorp, Inc.は、リアルで親交のある友達同士だけでつながり、楽しめるZ世代向けの新メッセンジャーアプリ「Bagel」を、2023年1月に全世界に先駆けて、日本でのサービス提供を開始した。
スマートフォンの登場以来私たちの生活に欠かせないものとなったメッセンジャーサービスやSNSなど、「いつでも世界中の誰とでもつながれる」コミュニケーションプラットフォームの普及は、これまでのコミュニケーション方法を一新し、多くの利便性を提供してきた。一方で、匿名性を悪用した誹謗中傷やネット上でのいじめ、見知らぬユーザーとの出会い系トラブル、SNS疲れなど、さまざまな社会課題もはらんできた。
Bagelはこれらの社会課題に対し、「中学生や高校生といった10代が『もっと楽しく』『もっと安全に』会話することができるコミュニケーションサービスを作りたい」という思いで開発されました。そのため、従来の全世界の見知らぬ人とつながるためではなく、学校や部活動、趣味や習い事などを通じたすでにリアルで面識のある友達同士でつながり、楽しめることをコンセプトにしている。
また、Bagelの最大の特徴は、各ユーザーが自身の分身となるアバターを作成し、すべてのコミュニケーションがアバターを介して行われること。この先のメタバース時代の到来に向け、今後Bagelのアバターをメタバース空間での活動やコミュニティづくりに応用・発展させていくことも計画している。
そして2月には自分の友達の位置を見ることができるFriends Mapが追加された。もちろん、プライバシー設定で位置情報を隠すことも可能。お互いの位置を共有し、より近くに感じることでさらに友情を深めることができる。
サービス基本機能
1.チャット
Bagelはリアルでつながりのある友達・親友とやりとりを行うことを想定している。二次元コードやシークレットコードを使って友達を追加し、仲の良い友達グループごとにチャットグループを作成する。
チャットの投稿に「未読」「既読」などはなく、グループ内で誰がアクティブかは、友達のアバターアイコンから確認できます。また、チャットでのメッセージは24時間経つと消去される。単なる連絡事項の共有ではなく、まるで「リアルに集まってその場限りの会話を楽しんでいるかのような」コミュニケーションを可能にする。24時間で投稿が消去されることは、安心して気軽に会話するためにも役立つものと考えている。
2.ポップ
「ポップ」はBagelの一般的なチャット機能におけるスタンプを指す。ポップはすべて自身のアバターを通じたモーションステッカーとなっており、デフォルトで用意された「喜び」「悲しみ」「怒り」などのさまざまなモーションが自身のアバターで表現できるため、多様な感情表現をすることができます。また、用意されたモーションにとどまらず、実際の自分の動きをキャプチャーしたオリジナルのポップを作成・送信することも可能。
さらに、友達が送ってきたオリジナルの動きを自分のアバターでコピーするといった機能(リポップ)も搭載されており、仲の良い友達だからこそできる手の込んだコミュニケ―ション手段が用意されている。これらはすべて無料のサービスとなっている。
3.アバター
Bagelでは、アバターがユーザーの分身となる。顔のパーツを組み合わせてリアルの自分自身を投影したり、なりたい理想の自分を思い描いたりと、自由に表現することが可能。
4.スタジオ
「スタジオ」は、アバターの作成・カスタマイズをする機能。顔の輪郭や髪型、目の形・色から、ほくろ・そばかすまで含めた細かなデザインはもちろん、洋服、スニーカー、帽子やピアス、バッグまで自由に変えることができ、ほかの人とは被らないオリジナリティ溢れるアバターの作成が可能。
また、すでに用意されたラインナップだけでなく、さまざまなツールで自由に描画したり、写真を取り込んで洋服へ反映させたりすることもできる。さらに、自分が作成したデザインは友だちにプレゼントし共有することもできるため、みんなでお揃いのTシャツを着るといった友達同士の関係を深める体験にもつながる。
5.スペース
「スペース」は友達同士における掲示板のような役割で、チャットメッセージでのやりとりとは異なり、お互いの情報共有を行う場になる。一方で、スペースに投稿された内容に興味を持ちやり取りを行おうとする場合には、投稿をチャットに引用し、友達と会話につなげることができる。
不特定多数のユーザーに投稿が公開され、リアクション数を意識しすぎた投稿をしてしまうといった行為を防ぎ、リアルの友達同士だからこそできる、たわいもない会話を可能にする。