ゆめみは、企業や組織のデザイン・イネーブルメントを新しい方法で支援するための「YUMEMI Design Service Canvas」を公開した。
目まぐるしく変化するデジタル環境のなかで、さらなる事業の成長や変革を図るためのDX推進が叫ばれている。
DXの本質的価値は、事業そのものがデジタルを前提としたかたちへと変わっていくことで発揮される。それは、デジタルネイティブなプロダクトやサービスが生まれ、これまでにはなかったまったく新しい体験が次々と生まれることを示唆している。
こうした変化によって、デザインにも大きな変化が求められる。同社では、デザインはこれまでのように「プロジェクトの一部分だけ」で「デザイナーだけに」活用されるものではなく、事業活動のあらゆる場面において、関わるすべての人が取り組むべきものへと変わっていくべきだと考えている。
同社は、クライアント企業が主体的にデザインを、それぞれの課題感や目的に応じた適切なかたちで利用できるようにすること目指し「デザイン・イネーブルメント」に取り組む考え。
YUMEMI Design Service Canvasとは
YUMEMI Design Service Canvasは、これまでになかったデザインアプローチの方法を描き続ける共創型のキャンバス。同社がこれまで培ってきたさまざまなプロジェクトや支援を通じて得た体験やフィードバックをもとに、クライアント企業の主体的なデザイン活用を支援するサービスを継続的に公開・アップデートしていく。
YUMEMI Design Service Canvasの仕組みと特徴
YUMEMI Design Service Canvasは、変化し続けるキャンバス。同社が支援するクライアント企業の課題やニーズの変化に合わせて、継続的に新たなデザインサービスを提案・提供する。つまり、新しいデザインサービスによる支援の形を模索するなかで、マッチするものはさらに洗練させ、そうでないものは作り替えていくことを前提としている。
現在公開中のサービスは、次のとおり。
UX/UIレビューサービス
既存のウェブサイトやアプリに対して、同社のUX/UIの専門家が徹底的なレビューを行い、課題の整理と改善案の提案を比較的短期間で行うサービス。これまでデザインを活用できていなかったサービスの改善や社内への合意形成などさまざまな場面で活用できる。
YUMEMI Service Design Sprint
新規事業開発や既存サービスのリニューアルなどのプロジェクトに対して、体系化したアプローチを通じて、併走しながら具体化を全力支援するサービス。ワンチームとなってプロジェクトを推進や企業内のデザインプロジェクトの推進サポートなどにも活用できる。
プロダクトデザイン壁打ちサービス
クライアント企業の内製チームのメンバーや組織の持続的な成長を支えるために、壁打ち(コーチング+コンサルティング)を駆使し、中長期的な視点から実現に向けた道筋を描くサービス。プロダクト開発全般や組織内の新しいデザインリーダー・責任者の悩みに対し新たな視点を得ることができる。
今後の展望
これまでにリリースしてきたデザインサービスは、クライアント企業の数は継続的に増えている一方、既存の枠組みの中では対応しきれない課題も増えている。そのニーズに応えるためまずは、2023年に新規デザインサービスを4つリリースします。