A Inc.が運営するライブ配信サービス「ふわっち」は、テンセント(騰訊)のクラウド事業であるテンセントクラウドと提携し、隣接新規領域拡大における取り組みの一環として、ならびに配信ユーザー数の増加を目的として、AIバーチャルアバター機能を導入に向けて実証実験を開始した。同実証実験では、AIを活用した自動的なアバター作成についても企図している。
AIバーチャルアバター機能について
AIにより、写真から顔の属性などを検出したうえで帽子、肌色、髪型、マスク、メガネ、ヒゲ、顔の特徴などの認識し、自動でバーチャルアバターを生成。また生成したバーチャルアバターはユーザーにて自由にカスタマイズすることができ、顔の表情をリアルタイムで認識してバーチャルアバターの表情に連動させてライブ配信で活用することができる。
A Inc.の取締役である福野泰介氏は次のように述べている。
「ライブ配信は、ボタンひとつで情報発信でき、視聴者と交流できる画期的なコミュニケーションツールですが、自分の素顔を出すことに抵抗がある人は少なくありません。もし、自分をバーチャルなキャラクターへと自然に変換でき、気軽にライブ配信することができるようになったらどうでしょう?ライブ配信を、より自然で、より気軽なものにするチャレンジを加速していきたいと思います。」
テンセントクラウド・インターナショナルのシニアバイスプレジデントであるポシュー・イェン(Poshu Yeung)氏は次のように述べている。
「テンセントクラウドは2019年に日本市場に参入してからエンターテインメントやゲームをはじめ、幅広い業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援し続けてきました。特にライブ配信をはじめ、オンラインイベント、オンライン教育、メタバースなどオーディオ・ビデオ通信技術を活用できる分野では、大手サービスによるTencent Cloudの導入が着々と増えています。今回、テンセントクラウドはふわっちが日本のユーザーに最高のライブ配信体験を提供し、競争の優位性を確固たるものにできるよう、信頼性が高く、高性能な当社の最先端技術で支援できることを嬉しく思います。このことにより、ライブ配信業界全体が盛り上がることを期待しています。」