受賞歴のあるコンシューマー・グレードのユーザー・エクスペリエンス(UX)で企業の開発者がオラクルのビジネス・アプリケーションを拡張できるように、オラクルは「Oracle Applications Platform」に新しいRedwood UXリソースを追加した。ユーザーとパートナーは、人事、財務、サプライチェーン、セールス向けの新しいUXコンポーネント、テンプレート、サービスにより、「Oracle Fusion Cloud Applications」を補完し、シームレスに統合するセキュアなアプリケーションを構築できる。
オラクルのユーザー・エクスペリエンス・デザイン担当シニア・バイスプレジデントであるジェニー・ラム(Jenny Lam)氏は、次のように述べている。
「当社の開発チームは、四半期ごとに『Oracle Fusion Applications Suite』のお客様に新機能を提供しています。『Oracle Applications Platform』では、お客様は、これらの新機能に加え、当社の開発者が使用しているのと同じリソースを使用して、オラクルの主要なアプリケーションとシームレスに統合できる独自のイノベーションを開発できます。今回プラットフォームに追加された最新機能により、お客様のビジネスにとって固有の重要なユースケースのために『Oracle Fusion Applications』をさらに拡張し、パーソナライズできるようになります」
同プラットフォームには、オラクルのローコードVisual Builder Studioで活用できる数百のUXリソースが用意されている。同プラットフォームで利用できる最新のRedwood UXリソースには、次のようなものがある。
- キャリア開発 : 新しいUXリソースは、ユーザーの業界に特有のニーズに沿ったトレーニングやキャリア開発エクスペリエンスを提供できるよう支援する。
- ジョイント・ベンチャー管理 : 新しいUXリソースは、ユーザーがエンドユーザー・エクスペリエンスをカスタマイズすることで、ジョイント・ベンチャー契約のコンプライアンスを確保できるよう支援する。
- セルフサービス調達 : 新しいUXリソースは、ユーザーが調達プロセスを効率化するのを支援する。アイテムの作成と検索を容易にすることで、より迅速な再注文を可能にする。
- 営業プロセスのオーケストレーション管理 : 営業プロセスのオーケストレーションに役立つ新しいUXリソースは、管理者に視覚的なダイアグラム・ツールとシミュレーション環境を提供することで、ユーザーが販売サービスをさらにパーソナライズし、営業効率を向上できるよう支援する。
「Oracle Fusion Applications Suite」では、クラウドを活用して組織のサイロをなくし、プロセスを標準化し、財務、サプライチェーン、人事、カスタマー・エクスペリエンスのデータを単一の統合クラウド・プラットフォームで管理することが可能。90日ごと(四半期ごと)に新機能が追加されるため、ユーザーはダウンタイムやビジネスの中断を最小限に、継続的なイノベーションを利用することができる。