オープンハウスグループは、戦略子会社モンドリアンが業務を開始し、本格的にメタバース事業へ参入することを発表した。
モンドリアンは、オープンハウスグループのメタバース事業を主として行う戦略子会社として、本年1月に設立し、開業準備を進めてきた。
過去にオープンハウスグループは、「オープンハウスPresentsメタバースクリエイティブアワード featuring Fortnite(MCA)」など、複数のメタバースプラットフォームにおいて、クリエイター支援やコンテストへの協賛を行い、各コミュニティとともにクリエイティブなアイデアや作品を世に広めることに尽力している。また、日本のエンジニアやクリエイターの数が少なく、学習機会も限られることから、「オープンハウスグループWeb3チャレンジスクール」を開催し、継続して次世代教育の足掛かりを作ろうという活動もしている。
こうした流れを汲み、モンドリアンでは、メタバースに特化した新規事業に注力し、既存の事業領域と組み合わせながらグループ全体の事業拡大を模索していく。
国家戦略「経済財政運営と改革の基本方針2022(骨太方針2022)」では、Web3.0関連の技術やそれを利用したサービス、コンテンツの拡大が今後の成長戦略の柱のひとつに据えられている。また、総務省発表の「情報通信白書令和4年度版」では、メタバースの世界市場は2021年の4兆2,640億円から2030年には78兆8,705億円まで拡大すると予想されている。海外大手企業の参入数や出資額も拡大をつづけており、こうしたメタバースに関する動きは、これまでのオンラインゲームやSNSと一線を画し、世界を席巻するムーブメントとして、まさに新しい世界を切り開いているような状況となっている。
同社とモンドリアンは、今後も積極的な事業展開を行い、より多くの顧客に新しい体験や価値をご提供することを目指す。