NTT QONOQ（以下、コノキュー）は、仮想空間にてチームメンバーが離れていても隣にいるかのようなリアルオフィス同等のコミュニケーションが可能なバーチャルオフィスソリューション「NTT XR Lounge（エヌティティ エックスアール ラウンジ）」（以下、XR Lounge）を法人顧客向けに提供開始した。
「XR Lounge」は、ハイブリッドワークや遠隔組織との協創における「生産性向上」「離職率低下」などの課題を解決する3D空間を用いたバーチャルオフィスソリューション。各自任意の場所で働きながらも業務で利用するPCの横に置いたスマートフォン、タブレットからカジュアルな空間に好きな3Dアバターで参加することができる。常にチームメンバーを近くに感じながら働くことができ、気軽に話しかけることが可能となる。みんなの「今」を共有し、ベストなタイミングでストレスなくコミュニケーションができるため、社員の心理的安全性を高め、「ちょっとした相談」や「気軽なアイディアの共有」がしやすい雰囲気を醸成し、生産性・創造性の向上を目指す。
「XR Lounge」では、音声コミュニケーション機能に付随する次の機能が利用可能となっている。
3Dアバターコミュニケーション
親しみのあるアバターによって話しかける障壁を下げることができ、会話の活性化に貢献。また顔を出さないことによって監視されている感覚を排除しつつも、ほかのメンバーの姿を確認できることで孤独感解消や所属感の醸成を図る。
ステータスの可視化
ユーザーの操作に基づいてステータスが更新される。ほかのアバターと話しているときや1人で集中したいときは、ユーザー操作と連動したアバター変化でステータスが可視化されるので、周囲の今の状態を一目で把握することが可能。ステータス表示は話しかけるタイミングを図る際に重要となるが、手動更新では煩雑になり信用度が下がってしまう。同サービスでは今の状態の正確な共有によって隙間時間での確認やリアルタイムでの話しかけが可能になり、メンバーが隣で働いているような感覚になる。
エモート（感情表現）
音声コミュニケーションの補足として3Dアバターならではの身振り手振りによる感情表現をさせることができる。音声では伝わりにくいことや、オンラインでのやり取りで素っ気なく感じる部分も、温かみのある感情表現によって親近感や安心感を演出する。
アテンション（つぶやき機能）
3Dアバターのエモートだけでは表現できない部分は短いテキストを吹き出しで表示させることで、より細かい表現が可能に。今の感情やちょっとした日常の共有、悩みを記載することで会話のきっかけとなり、空間内の音声コミュニケーションの活性化に貢献する。同機能は2023年9月提供開始予定となっている。
利用人数や目的別の空間選択
業務中に利用する空間として、メンバーの数によって最適な広さのルームを複数実装。同空間では、アバターを移動させることなくタップするだけで会話が開始でき、業務を止めることなく気軽に話し始めることができる。
また、ルームや3Dアバターのデザインは好みに合わせて選択可能。デザインは今後も順次追加される。また、各企業の希望に合わせてオリジナルルームの制作も可能で、慣れ親しんだ空間、または働いてみたかった理想の空間など1からデザインできる。休憩中やチームの枠を超えたコミュニケーションで利用する空間として、最大80名まで参加可能なルームも準備されている。
ほかチームも含めたアバターの交流により、新たな出会いの創出や、自由なアイディア出しなどにも活用できる。
「XR Lounge」の今後の展開
今後、さらなるコミュニケーション活性化を図る機能拡充を図り、心理的安全性の向上を追求し、メンバーがいつも集まりたい空間に近づける。さらなる各自の状態や感情の可視化、会話の誘発による関係性強化と出会いの創出による組織力の向上に注力し、単なるコミュニケーションツールではなく、チームビルディングツールとしてさまざまな働き方を支え、会社の成長に貢献する。
