ソニーは、35mmフルサイズ対応α(Alpha)Eマウントレンズとして、ズーム全域開放F値2.8ならではの高い表現力と、小型軽量設計による優れた携行性を両立した大口径広角ズームレンズ「FE 16-25mm F2.8 G」を2024年5月17日に発売する。
同製品は、焦点距離16mmから25mmまでの全域で開放F値2.8を実現し、高い解像性能と美しいぼけ描写、高速・高精度・高追従かつ静粛なAF(オートフォーカス)を搭載。また、質量約409gの小型軽量設計により、携行性に優れている。
また、2024年2月に発表した「FE 24-50mm F2.8 G」とフィルター径などの仕様や操作性が共通で、レンズの大きさ・質量もおおむね同じであるため、手持ち撮影時やジンバルと組み合わせた撮影時のレンズ交換も容易に行える。
「FE 16-25mm F2.8 G」は、風景や星空、建築、ポートレート、スナップ、テーブルフォト、自撮りなどの多様なシーンにおいて、クリエイターの写真・映像表現の幅を広げる。
同製品の主な特徴は、次のとおり。
- 最新の光学設計とメカニカル設計による小型軽量デザイン。フィルター径φ67mm、最大径74.8mm、長さ91.4mm、質量約409g。
- ED(特殊低分散)ガラス3枚、ED非球面1枚を含む非球面レンズ4枚を効果的に配置することにより、色収差など諸収差を低減し、画面中心から周辺部分まで高い解像性能を実現。
- 11枚羽根の円形絞りや球面収差の最適化などにより、Gレンズならではの美しくやわらかなぼけ描写を実現。
- 最短撮影距離0.18m(AF時)、最大撮影倍率0.20倍(AF時)の高い近接撮影能力。
- リニアモーターを2基搭載し、動きの速い被写体でも高速・高精度・高追従かつ静粛なフォーカシングが可能。また、フルサイズミラーレス一眼カメラ「α9 III」の最高約120コマ/秒のAF/AE追随高速連写にも対応 。精緻なピント合わせが求められる4K120p/FHD240p のハイフレームレート動画撮影時もスムーズに追随。
- マニュアルフォーカス時のリニア・レスポンスMFの採用により、高品位な映像表現が可能。
- フォーカス中の画角変動(フォーカスブリージング)を抑制し、動画に求められるなめらかな表現が可能。
- αシリーズカメラの手ブレ補正「アクティブモード」 に対応し、高い手ブレ補正効果を実現。
- フォーカスホールドボタンをはじめ、絞りリングや絞りクリックON/OFFスイッチ、フォーカスモードスイッチなど使い勝手にこだわった機能を搭載した高い操作性。
- 防塵防滴に配慮した設計 、レンズ最前面への汚れが付きにくいフッ素コーティング。