クラシコムが新オフィス制作の裏側公開 社外クリエイターと協創でミッションを象徴し体感できる空間を実現

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2024/05/30 13:30

 ライフカルチャープラットフォーム「北欧、暮らしの道具店」において、雑貨や衣類などの開発・販売、メディア運営などを行うクラシコムは、JR東日本グループのJR中央線コミュニティデザインが国立駅南口に開業した木造商業ビル「nonowa 国立 SOUTH」に新オフィスを移転した。

 新オフィス移転にともない2024年5月、新オフィスを共同で設計したデザイン事務所「SIGNAL Inc.」代表 徳田純一氏とクラシコム取締役副社長 佐藤友子氏による対談インタビュー、プロジェクトを主導したクラシコムのコーポレートクリエイティブ室(以下、CC室)のインタビューを「北欧、暮らしの道具店」にて公開。あわせて、オフィスツアー動画も公開した。

ミッション象徴し、世界観を体現する空間デザインプロジェクト

 新オフィスの空間デザインは、クラシコムのミッションを象徴し、世界観を体感できる場所の実現を目指した。

オフィス移転に寄せて、代表コメント一部抜粋

リモートワークを中心とした働き方に移行して数年経つクラシコムにとって「オフィス」とはどういう場所であるべきかをずっと考えてきました。

「行かなければならない場所」から「行きたい場所」へ。行くと何かに「気づける場所」、大事な何かを「思い出せる場所」、仲間と大事なものごとを「分ち合える場所」へ。つまりは私たちのミッションを象徴し、それを体感できる場所になっていく必要があるのかもしれないというのが現時点での考えです。

 クラシコムでは、これまでも2021年のオリジナル映画作品『青葉家のテーブル』の制作、2022年の企業VI(ヴィジュアル・アイデンティティ)の刷新など、各分野で活躍する社外のクリエイターと共に世界観を協創し、新たな可能性を探ることによって、ブランドの本質理解を深め、さらなるアウトプットを重ねてきた。

 そこで今回の新オフィスも、クラシコム全体のデザインに責任をもつCC室が中心となり、設計・インテリアデザイン分野の一線で活躍する「SIGNAL Inc.」とともにプロジェクトチームを形成し、濃密なコミュニケーションを重ね、クラシコム初となる空間デザインに挑んだ。

 今回、新オフィスの企画構想にあたり、北欧に原点を持つクラシコムならではのエッセンスや感性を共有できる「SIGNAL Inc.」代表 徳田純一氏をパートナーに選んだ。

生活感のあるインテリアをイメージした初期のスケッチ
生活感のあるインテリアをイメージした初期のスケッチ

新オフィス紹介

特徴1:ミッション「フィットする暮らし、つくろう」体現するデザイン空間

新オフィスは素材やインテリアなど細部にこだわり、シンプルながらも空間全体でクラシコムの世界観を体感できるようデザインした。またクラシコムの価値観を体現する上で、壁や仕切りが少ないオープンな空間でありながら、すべての場所が居心地よく、自然と人が集まりやすい距離感も特徴。

特徴2:「実務」「チームビルディング」に特化した機能性を装備

同社ではリモート環境を整えながら、オフィスも活用するハイブリッド勤務を行っている。新オフィスは、出社をすることで効率良く行うことのできる「実務」での活用と、顔を合わせてコミュニケーションを取りやすい「チームビルディング」というふたつの役割を果たす機能を備えたつくりとなっている。