サイバーエージェントはインターネット広告事業の「サイバーエージェント次世代生活研究所」において、昨年に続き2024年のZ世代ヒットトレンド調査を実施した。Z世代本人が2024年に流行ったと実感する「Z世代ヒットトレンドランキング2024」を発表。
メディアや情報環境が多様化し、流行語やヒット商品などのトレンドが多様化・細分化するなか、注目を浴びる “Z世代の間で本当に流行ったもの” を明らかにするとともに、全国のZ世代およびそれより上の世代における定量調査の結果を比較することで、“Z世代とその上の世代の間に存在するジェネレーションギャップ” も明らかにした。
Z世代ヒットトレンドランキング2024 TOP30
2024年、Z世代の間でヒットしたトレンドTOP5は以下となった。
- 1位:『Bling-Bang-Bang-Born』(TVアニメ『マッシュル-MASHLE-』第2期OP主題歌・47.8%)
- 2位:「猫ミーム」(猫のインターネットミームを素材としたネタ動画・47.2%)
- 3位:『はいよろこんで』(「ギリギリダンス」で有名になったこっちのけんとの曲・41.1%)
- 3位:「しかのこのこのここしたんたん」 (TVアニメ「しかのこのこのここしたんたん」のOPダンス・41.1%)
- 5位:「ハッピーハッピーハッピー」 (猫ミームのBGMでよく使われた音源・40.5%)
なお1位から30位までの30項目のうち、TOP5含めた約半数の13がTikTokから流行したものとなった。
ジェネレーションギャップランキング
「Z世代(15~25歳以下)」 と「上の世代(26~59歳以上)」の回答の差(Z世代の数値-上の世代の数値)を示した「ジェネレーションギャップランキング」の結果はランキングのとおり。
なお、ジェネレーションギャップの差が大きいトレンド上位10項目のうち8つはTikTok発のトレンドであった。本調査より、TikTokが「Z世代」と「上の世代」とのジェネレーションギャップを生んでいることが明らかになった。
※TikTokから流行ったトレンドは以下。
- 1位:「ハッピーハッピーハッピー」(猫ミームのBGMでよく使われた音源・差28.6%)
- 2位:「猫ミーム」(猫のインターネットミームを素材としたネタ動画・差27.3%)
- 3位:『しかのこのこのここしたんたん』(TVアニメ『しかのこのこのここしたんたん』のOPダンス・差25.5%)
- 5位:「タンフル」(韓国で人気のフルーツ飴・差23.5%)
- 6位:『わたしの一番かわいいところ』(「ねぇねぇねぇ」という歌詞で話題のFRUITS ZIPPERの曲・差23.3%)
- 7位:「おい、笑える」(面白いことに対して使う言葉・差22.5%)
- 8位:『はいよろこんで』(「ギリギリダンス」で有名になったこっちのけんとの曲・差21.9%)
- 10位:「焼きポン・デ・リング」(ミスタードーナツの商品であるポン・デ・リングを焼いてアレンジしたもの・差20.0%)
調査概要
回答者
- 全国男女15歳~59歳:2,884サンプル(年代・学年・性別毎に均等割付)
- Z世代(16~25歳)の高校生・大学生・社会人:1,256サンプル
- 26~59歳:1,648サンプル
調査期間
2024年11月8日(金)~ 11月9日(土)
調査主体
サイバーエージェント次世代生活研究所
調査手法
- Z世代(16~25歳)30名への定性調査より、計340の「2024年に流行した」調査項目の洗い出し
- インターネットリサーチ
設問
あなたが「2024年に流行った」と思うものをすべてお答えください(複数回答可)