パナソニックは、SシリーズレンズS-R24105、S-R2060、S-X50において、静止画・動画の撮影機能向上に対応したファームウェアのダウンロードサービスを開始する。また、フルサイズミラーレス一眼カメラ LUMIX DC-S1RM2、DC-S1M2、DC-S1M2ESの3機種については、2025年中にファームウェアアップデートを予定している。
本サービスにより、カメラ愛好家やクリエイターのワークフローに寄り添い、ミラーレス一眼を活用した撮影・制作の幅をさらに広げる提案をしていく。

【1】DC-S1RM2のファームウェアアップデート
人体認識に「アーバンスポーツ」モードを追加
従来の人体認識である「瞳・顔・体」に加えて、新たに「アーバンスポーツ」モードに対応する。ブレイクダンスを含むストリートダンス、スケートボード、パルクールといったダイナミックな動きを伴うパフォーマンスシーンで撮りたい人物を正確にとらえ続ける。
交換レンズのフォーカスリング操作性向上に対応
Sシリーズレンズのフォーカスリングの回転方向(右回り/左回り)を任意で選択し、割り当てることが可能になった。また、フォーカスリングに別機能(絞り・露出補正・クロップズーム)を割り当てて、コントロールリング化することも可能。
ARRI LogC3に対応
別売のアップグレードソフトウェアキー(DMW-SFU3A)を適用することで、ARRI社のシネマカメラとのカラーマッチングが可能なARRI LogC3に対応する。豊かな色情報と広いダイナミックレンジを得られるLog撮影の選択肢が、従来のV-Logに加えARRI LogC3まで広がることにより、LUMIXのワークフロー対応力がさらに向上する。
HEIFの記録形式に対応
HEIFファイルの静止画ファイル規格に対応した。また、HEIF形式のHLG撮影ができるようになった。
HDMI経由の動画RAWデータ出力
8.1K(3:2)、8.1K(17:9)、7.2K(3:2)、5.7K(17:9)、4.7K(4:3)の12bit動画RAWデータをATOMOS社製NINJA V、NINJA V+、NINJA、NINJA ULTRA、SHOGUN CONNECT、SHOGUN、SHOGUN ULTRAとBlackmagic Design社製レコーダーBlackmagic Video Assist 12G HDRにHDMI経由で出力することが可能になり、映像制作のワークフローをサポートする。
その他充実の機能
- センサー全域で記録可能な8.1K / 7.2Kの動画記録
- SDカード/CFexpressカード記録データのSSDへのダイレクトバックアップ
- Bluetoothによるタイムコード同期に対応
- HLGビューアシストのパラメータ変更が可能
- 複数フレームマーカー表示
- AFフレーム枠の色変更が可能
- スマートフォンアプリ「LUMIX FLOW」のアップデート機能に対応
- DJIワイヤレスコントロールに対応
【2】DC-S1M2 / DC-S1M2ESのファームウェアアップデート
複数フレームマーカー表示
任意のフレームを3つまで同時に表示させることができる。フレーム表示のアスペクト比を維持したまま拡大縮小することも可能。
ARRI LogC3に対応
別売のアップグレードソフトウェアキー(DMW-SFU3A)を適用することで、ARRI 社のシネマカメラとのカラーマッチングが可能なARRI LogC3に対応する。豊かな色情報と広いダイナミックレンジを得られるLog撮影の選択肢が、従来のV-Logに加えARRI LogC3まで広がることにより、LUMIXのワークフロー対応力がさらに向上する。
【3】Sシリーズレンズのファームウェアアップデート
対応機種:S-R24105 / S-R2060 / S-X50
交換レンズのフォーカスリング操作性向上に対応
AF設定時、Sシリーズレンズのフォーカスリングに別機能(絞り・露出補正・クロップズーム等)を割り当てて、コントロールリング化することができる。また、フォーカスリングの回転方向(右回り/左回り)を任意で選択し、割り当てることも可能になった。
- カメラ対象機種:DC-S1M2 / S1M2ES / S1RM2(※S1RM2は2025年中にファームウェアアップデートにて対応予定)
対応ファームウェア
- DC-S1RM2 ファームウェア Ver.1.2
- DC-S1M2 ファームウェア Ver.1.1
- DC-S1M2ES ファームウェア Ver.1.1
- S-R24105 ファームウェア Ver.2.0
- S-R2060 ファームウェア Ver.2.0
- S-X50 ファームウェア Ver2.0