凸版印刷、独自書体「凸版文久体」の提供先を拡大 「Adobe Fonts」へのライセンス提供開始

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2019/04/09 21:00

 凸版印刷は、フォントを社会のインフラとして捉え、明治時代の東京築地活版製造所(印刷・活字製造業)の明朝体活字で、日本の明朝体活字の源流のひとつである「築地体」を源流として1956年に誕生した自社のオリジナル書体を改刻。将来の印刷とスクリーンでの表示用書体の方向性を見据えた「次世代を支える書体」として「凸版文久体」を2013年より開発、提供している。

 今回凸版印刷は、凸版文久体ファミリーの全ラインナップを、アドビが開発するクリエイティブデザインツール「Adobe Creative Cloud(以下 Creative Cloud)」に付帯するフォントサービス「Adobe Fonts」へ2019年4月9日よりライセンス提供を開始する。

 これまでの凸版文久体の利用環境は、macOSやモリサワ製品などに限定されており、たとえばWindows利用のクリエイターにとっては使いにくいなどの課題があったが、これによりWindows利用のCreative Cloudユーザーも凸版文久体を使用することが可能になる。