三陽商会が展開するサステナブルファッションブランド「ECOALF(エコアルフ)」は、地球の資源を無駄遣いしないというブランドの思想を体現し、他企業の掲出済み広告や廃棄予定の未使用ポスターなどを利用して自社用に再利用した広告を、3月9日(月)〜15日(日)までの期間、東急田園都市線渋谷駅B2Fハチ公改札付近コンコースに展開する。
本広告は、 2020年3月13日(金)にアジア初進出となる旗艦店「ECOALF 渋谷」のオープン告知として実施する。
ECOALFは、リサイクル素材や環境負荷の低い素材・副資材でつくられた衣服や雑貨を製造・販売するスペイン発のサステナブルファッションブランド。ナイロンやコーヒー、ペットボトル、コットン、ウール、タイヤなどの廃棄物を原料にリサイクル素材を開発し、それらを用いてスタイリッシュで機能的なコレクションをつくっている。
そのような「地球環境を守るために服を売る」という発想で事業に取り組むファッションブランドとして、店舗のオープン告知をするにあたっても、その広告自体も環境に配慮した形で制作したいという考えのもと、制作プロセスにも工夫を持たせたのが本広告。
まず、企画の趣旨に賛同した企業から掲出済みの広告、または使用せず廃棄予定の広告を回収。その後、シルクスクリーンで白く下地をつくり、必要な大きさに貼り合わせ、その後カラーシルクで文字を載せるプロセスを経て制作された。そして、右下には「ECOALF」からそれぞれのブランドに感謝の意を添えている。
「環境問題はひとつの企業やブランドだけでは解決することができない」という考えのもと、 「ECOALF」は今回の取り組みのように、理念に賛同する企業と連携し、今後も“地球環境への負荷の最小化を掲げるサステナブルブランド“として、日本におけるサステナブルファッションの拡大を目指していく。
協力企業一覧と元になっているポスター
渋谷駅掲出広告デザイン
本広告の企画・クリエイティブを担当したThe Breakthrough Company GO クリエイティブディレクター 砥川直大氏のコメント
サステナブルファッションブランドとして、広告はどうあるべきか。そんな問いから始まったのがこのプロジェクトです。ゴミを回収して服を作るように、広告を再利用して広告を作る。つまり、”商品”ではなく、”再利用”を可視化することにチャレンジしました。他企業の広告を利用するという、おそらく世界初の試みです。まだ無名のブランドに、日本を代表する名だたる企業が、しかも自社広告を塗りつぶすという手法にも関わらず賛同してもらっていることは、多くの人に驚きと共に、サステナビリティこそ、これからの社会にとって最も重要なテーマであることを強く印象付けられるのではないかと思っています。
「ECOALF 渋谷」概要
- 店舗名称:ECOALF 渋谷
- 住所:東京都渋谷区神宮前六丁目16番地12
- 電話番号:03-6712-5178
- 営業時間:11:00~20:00
- オープン日:2020年3月13日(金)
- フロア数:2フロア(1階・2階)