電通デジタルら、ソーシャルメディア向け広告クリエイティブ効果予測ツール「MONALISA」をアップデート

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2020/03/24 17:30

 電通デジタルは、電通、サイバー・コミュニケーションズ、データアーティスト、DataCurrentと、ソーシャルメディア向けの広告クリエイティブ効果予測ツール「MONALISA(モナリザ)」を大幅アップデートし、「MONALISA2.0」として運用を開始した。

 MONALISAは、人工知能(AI)に特化した電通グループ横断プロジェクトチーム「AI MIRAI(エーアイ・ミライ)」の活動の一環として開発し、2019年3月に運用を開始。

 ソーシャルメディア向けの広告において、過去の広告配信データと広告クリエイティブを分析し、広告の配信前に効果を事前に予測することができるツールで、ビジネスコラボレーションハブ「Slack」のチャットボット機能を活用して、配信情報と広告クリエイティブを入力することで「動画再生完了率」と「CTR(クリック率)」を迅速に予測することができる。

 今回のMONALISA2.0では、設問数において、最適化の目的やターゲットの性別、年代などの項目を増やして運用設計を詳細に把握し、より確度の高い広告効果予測を提示することが可能になった。さらに、広告運用診断では、入力内容を分析することで効果的な運用設計を推奨・提示する。また、対応プラットフォームは、これまでのInstagram、Facebook、Twitterに、LINE広告が加わった。

 これにより、広告効果予測の精度が飛躍的に高まり、これまで以上にパフォーマンスの最大化、より精緻なプランニングやKPIの継続的な押上げへの寄与が期待される。なお、今後は広告主が保有する過去の広告配信データを用いた独自の学習モデルを構築・提供するべく準備を進めている。

 今後も電通デジタルは、最新テクノロジーと、グループ内の専門性と統合力を最大限に活用してマーケティングの高度化を推進し、顧客企業の成長を支援していく。