アドビ、2019年第2四半期の業績を発表 クリエイティブ分野は収益拡大

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2019/06/19 21:00

 Adobe(本社:アメリカ・カリフォルニア州サンノゼ、以下アドビ)は、2019年度第2四半期(2019年3月1日から2019年5月31日)の決算を発表した。

第2四半期の業績ハイライト

  • 2019年度第2四半期の収益は過去最高となる27億4,000万ドル、前年同期比25%増となった。
  • デジタルメディア分野の収益は18億9,000万ドル、前年同期比22%増。うちクリエイティブ分野の収益は15億9,000万ドルに拡大し、Document Cloudの収益は2億9,600万ドルを達成。デジタル メディア分野の年間経常収益(Annualized Recurring Revenue:ARR)は当四半期末時点で74億7,000万ドルに拡大し、前四半期と比べ4億600万ドルの増加。クリエイティブ分野およびDocument CloudのARRは、それぞれ65億5,000万ドルと9億2,100万ドルに拡大した。
  • デジタルエクスペリエンス分野の収益は7億8,400万ドル、前年同期比34%増。
  • 第2四半期のGAAPベース営業利益は7億5,000万ドル、non-GAAPベース営業利益は10億5,000万ドル。GAAPベース純利益は6億3,300万ドル、non-GAAPベース純利益は9億100万ドル。
  • 営業キャッシュフローは11億1,000万ドル。
  • 残存履行義務(Remaining Performance Obligation)は83億7,000万ドル。
  • 当四半期中に約250万株を買い戻しを行った。

 アドビの会長、社長兼CEO(最高経営責任者)であるシャンタヌ ナラヤン氏(Shantanu Narayen)は次のように述べている。

「アドビが好業績を維持できたのは、クリエイティビティが全世界で爆発的に成長し、魅力的な顧客体験を提供するためのビジネス変革が幅広く求められているためです。革新的なテクノロジー プラットフォームと、有望な製品ロードマップ、パートナーとの強力なエコシステムを有するアドビは、2019年度下半期およびそれ以降も良い態勢にあると言えるでしょう」

 また、アドビのエグゼクティブ バイス プレジデント兼CFOであるジョン マーフィー氏(John Murphy)も、次のように述べた。

「アドビは第2四半期もふたたび記録を塗り替えることができました。特筆すべき業績は、収益が前年同期比25%成長したこと、新規デジタルメディア分野の純ARR(年間経常収益)が堅調なこと、営業キャッシュフローが11億1,000万ドルに達したことです」