――まずは御社の事業概要について教えてください。
2019年2月に設立したPLAYNEWは、渋谷を拠点に活動するサッカークラブ「TOKYO CITY F.C.」を運営しています。
TOKYO CITY F.C.はJ1リーグから数えて8部に相当するリーグに所属するサッカークラブながら、元日本代表候補の選手がプロ契約で所属するなど本気でチーム強化に努めています。またそれ以外にも、下記のような既存の枠組みにとらわれない活動を多数行ってきました。
- SNSやクラウドファンディングを通じたファンづくり
- チームに密着したドキュメンタリー映像の公開
- ベンチャー企業対抗のフットサル大会企画
- 所属選手のYouTubeチャンネル企画・運営・制作
- プロジェクションマッピングとサッカーを掛け合わせたイベント
主な事業としては、フットボールクラブ運営事業のほかに、チームのアセットを活用して企業の課題を解決するパートナー事業、企業のマーケティングや社内活性化に関する課題をスポーツを軸にした企画で解決するコンテンツ事業を展開しています。
――2020年5月に提供を開始した、マーケティング&クリエイティブサービスとはどういったサービスなのでしょうか。
企業のマーケティングやクリエイティブ上の課題を、企画から制作まで請負いワンストップで解決するサービスです。私たちは既存の枠組みにとらわれないサッカークラブ、TOKYO CITY F.C.の運営を通じて、企画力やクリエイティビティを培ってきました。
その結果2019年には、プロジェクションマッピングの技術とスポーツを掛け合わせ、大手スポーツメーカーなどが実施したイベントの一部をプロデュース・ディレクションさせていただきました。そういったノウハウを活かし、マーケティング、クリエイティブなど多様な法人向けサービスを提供してきたメンバーが、パートナー企業と連携しながら、企画から制作までワンストップでのマーケティング&クリエイティブサービスを提供します。
そのほか、TOKYO CITY F.C.の運営を通じて培ってきた渋谷のベンチャー企業や地域とのつながりを活用したソリューションも提供可能です。
なお本サービスの一部は、株式会社Henge、株式会社monopo、株式会社LOCUS、株式会社大学スポーツチャンネルをはじめとするパートナー企業とともにサービスを提供します。
――なぜ本サービスを開発しようと思ったのですか?
理由はふたつあります。
ひとつは、サッカークラブの運営はコロナ禍の影響を大きく受けており、クラブとしてこの局面を乗り切り、さらに成長していくためには社内のアセットを活用して異なる事業を立ち上げる必要があったと考えたからです。
もうひとつは、2014年から活動してきたTOKYO CITY F.C.の運営の中で、若い世代を対象にテクノロジーやクリエイティブの力を活用したファンづくりやブランドづくりにゼロから取り組んできました。その経験がそのまま企業にも応用できるのではないかと考え、本サービスの提供に至りました。
――サービス開発にあたり工夫した点や心がけたことはありますか?
渋谷の多様なパートナー企業と連携し、クオリティの高いウェブやグラフィック、動画制作など幅広い要望に応えられる体制を整えたことです。ご要望や予算感に応じて弊社で内製することもあれば、パートナー企業と連携してサービスを提供することも可能です。
――今回開始したマーケティング&クリエイティブサービスを、これからどのようなサービスに成長させていきたいと考えていますか?
優れた商品やサービスを持っているけれど、情報過多の時代に埋もれてしまっている、若い人をターゲットに商品やサービスを広めていきたい、動画などのクリエイティブを活用したいが誰に聞けばいいかわからない企業などに、本サービスを使っていただけたらと思っています。
これからも"PLAYNEW"という社名の通り、コロナ禍でも新しくてワクワクするような仕掛けを作っていければと考えています。