ミミクリデザインがインテージと提携 組織課題や価値観問い直しからのイノベーション支援サービスを展開

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2020/07/06 07:00

 ミミクリデザインは、インテージと業務提携契約を締結し、イノベーション支援サービス「Re-Frame」の提供を開始した。

 同サービスでは、リサーチデータとワークショップを活用し、作り手として企業の“ありたい姿”を問い直し、イノベーティブな組織づくりの開発支援を行う。

 これまで同社では、インテージが持つ生活者リサーチとインサイト発掘の専門性をワークショップに導入するかたちで、生活者の本質的な価値観やニーズの理解を起点とした、ボトムアップ型の新商品開発の協同プロジェクトを実施してきた。

 これらの取り組みを発展させるかたちで開発した同サービスでは、イノベーションを起こすためには、事業だけでなく、その土台となる組織の変革も視野に入れた取り組みが重要だという考えのもと、組織の課題や価値観を問い直すところからイノベーション・プロセスに伴走し、必要な支援を提供するという。

 同サービスは、ワークショップを中心としたボトムアップ型のアプローチを得意とするミミクリデザインと、インテージの価値創造ソリューション「デ・サインリサーチ」チームの専門性が結びつき、誕生。今後同サービスのプログラムを通して、幅広い企業の組織変革や企業統合、新市場創出のプロセスを支援していく考え。

サービス概要

 調査とワークショップを組み合わせたイノベーション支援プログラム。対応課題は、事業開発、企業課題発掘、組織やインナー課題など。

  • Issue:作り手の創造性を問い直し、再定義することから始める
  • Outcome:新たな価値観の構築、イノベーティブな組織づくり
  • Output:「再定義した新たな価値観」を表すビジョンシート、その価値観に基づいたクレド開発、人材研修など
  • 3つの事業・組織開発支援メニュー
Re-Frame Logue

 多様な解釈が可能な生活者や従業員に関するリサーチデータを読み解き、“ありたい姿”を問い直す。新たな価値に基づく企業の方針を策定し、組織内に浸透させることをゴールとする。組織間や、経営層と現場といった階層の壁を超えて同じ場で議論することで、自社が提供しうる新たな価値を発見し、共通認識のもと企業方針を策定する。

 Re-Frame Party

 新たな事業の開発に向けて多様な企業の参加者が集う場を設定し、互いの価値観から触発し合うことで、コラボレーションの種を発見する。業界の垣根を超えたコラボレーションを実現し、企業間の開発および企業ごとの開発を支援する。

Re-Frame Market

 自社がビジネスを行っている市場や測定指標の定義を問い直し、企業や事業の成長に結びつく新たなゴールを創造する。