生成AIで効率化するコンセプトアート ツール「KREA」を使ってみる

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 XRやAIといった先端テック×クリエイティブの分野で活動し企業のR&D支援を行うCHAOSRUの内藤薫さんが、生成AIブームへの期待と不安を抱えるクリエイターに向けてその実態と未来像を探っていく本連載。第5回では新しいUXアプローチを持つ生成AIツール「KREA」を実際に使いながら、どんなことができるのかなど、将来のグラフィック制作フローを予測していきます。

生成AIツール「KREA」とは

 KREAは、グラフィック関連のさまざまな生成AIツールを提供しているサービスです。生成AI領域では日々新しいツールが登場し、まさに群雄割拠とも言うべき状況ですが、KREAは新しいUXアプローチを提供しており、個人的に関心を寄せているもののひとつです。

 KREAが提供するツールのひとつ「Real-Time Generation」は、ベースとなるイメージや構図をもとにリアルタイムでAI画像を生成してくれるのが特徴です。これにより、ほかの生成AIツールに比べ、より自分の創造性を加えたクリエイションが可能となります。

KREAのReal-Time Generationでできることダイジェスト

 まずは公式サイトからサインしてみてください。トップページには、いくつかのツールが並んでいますが、今回はKREAのなかでもっとも特徴的な「Real-time Generation」を中心に紹介します。

KREA Real-time Generationのテスト事例

基本的な使いかた

 UIページを開くと、基本図形による描画&レイアウトやペンによるペイント、画像アップロードなど、さまざまな描画ツールが提供されています。左側のキャンバスでベースとなる画像を作り、描画したい内容をプロンプトで記述すれば、右側にAIによる画像がリアルタイムで表示されます。

 AIの影響力を値で調整することも可能です。効果を弱めると、より自分の描いた絵に近い雰囲気になります。AIの影響を過剰に大きくすると意図していない絵が出やすくなるため、低めの設定がオススメです。

 プロンプトによって結果を調整してみます。スタイルにおいてはプロンプトの効果があまり大きくないため、ツールの右側にある「Cartoon」「CGI」といったスタイル選択を使っていくほうが良さそうです。

 これまでの生成AIツールでは、思いどおりの構図を作ることが難しく、自分の創作性を織り交ぜるにはプロンプトを研究するしかありませんでした。KREAのもっとも素晴らしいアプローチだと思うのは、構図や色味といった自分の創造性をベースにブラッシュアップしてくれる点。また、生成時間がかからず瞬時に表示してくれるのも、嬉しいポイントです。

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