インフルエンサーは絶対に必要?
さまざまなお客さまのサポートをしていると、「インフルエンサーをアサインする費用がないので動画が作れません」「ショート動画を作るならインフルエンサーって必須ですよね?」 といった質問をよくいただきます。
結論として私は、「ダイレクト レスポンス × ショート動画」の領域において「インフルエンサーは必須ではない」と考えています。インフルエンサーの方をアサインしたり、ディレクションしたりする環境が整っているのであれば活用してみることもオススメしますが、「それを理由にショート動画に取り組まないのは非常にもったいない」と思うのです。
社内リソースを活用してみよう
インフルエンサーを活用しないのであれば「動画には誰が出演すれば良いのか」と疑問に思う方も多いと思います。そこで私がオススメしたいのが「社内リソースの活用」です。
たとえば弊社では、動画内ナレーションの声優やモデルは、社員がつとめています。一方、その際に注意すべきなのは「社員が特定されたり、退職してしまったりするケース」。リスクヘッジのためココラブルでは、顔出しや個人が特定されるような情報はいっさい映らないようにしています。
そうなったときに、「それでは動画として成立しないのではないか」と思う方もいるかもしれません。そこで今回は味の素株式会社さまの実際のクリエイティブをお借りし、3つの方法からその仕上がりをご覧いただきたいと思います。
1.お面を使う
※ご覧のブラウザによって、動画の音声が再生できない場合があります。
顔を隠す方法としてシンプルにお面を使う方法です。「睡眠サポートサプリメント」のクリエイティブでは、出演者を睡眠王子という架空のキャラクターに見立て撮影しています。もちろんこのお面も手づくり。実在するキャラクターの使用は法律に触れる可能性がありますので注意しましょう。
2.顔を映さない
食品セットのクリエイティブでは調理方法をメインにしていることもあり、顔を映さなくても成立しています。ちなみにですが、1と2の動画では、私が出演とナレーションをつとめています。
3.人物以外で工夫する
番外編は、顔を出すことなく商品を紹介する「人形劇風クリエイティブ」です。前述のとおり、キャラクターやぬいぐるみはなるべく使用しないほうが良いとの考えのもと弊社で考案したのが、指とペンがあればすぐに実践できる「指人形」です。もし社内にイラストが得意なメンバーがいれば、オリジナルキャラクターを書いて使用してみるのも良いかもしれません。クラウドソーシングを活用し、イラストを書いてもらう方法も考えられますね。