一眼を買う必要はある?カメラアプリの設定は? TikTok撮影のテクニックを紹介

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TikTok撮影のテクニック6選

 「マインド」と「設定」の次は、具体的な「撮影テクニック」に入っていきましょう。一般的なYouTube撮影などとは異なる、スマホ独特のテクニックがあるのです。

1.構えかた

 まず、スマホの下半分を握るように持ちましょう。この時、レンズを指で塞がないように気をつけます。スマホは胸の前あたりに構え膝を少し曲げ、クッションのようにすることでブレなく撮影することができます。

2.レンズの汚れを拭く

 白くモヤがかかっているような動画を見かけることがありますが、スマホのレンズが指紋などで汚れていることがおもな原因です。撮影前にレンズをきれいに掃除しましょう。

3.自分とスマホの距離に気をつける

 スマホと自分の顔が近すぎると、鼻息が入ったり自分の声が大きくなったりと違和感が生まれます。撮影者である自分自身にもセリフがある場合は、なるべく自分とスマホの距離を離すように意識しましょう。

4.奥行きを意識する

 奥行きを意識した構図で撮影を行うと再生数アップに効果があるでしょう。すぐ後ろが壁で位置を固定した撮影だと画面を占める情報が少ない分、話の内容や編集に頼ることになりますが、奥行きをつくるだけで背景の情報密度が上がり、視聴者を飽きさせない動画にすることができます。たとえば「奥にひとり、手前にひとりを配置して会話する」「演者と一緒に手前に歩きながら撮影する」といった工夫をすることも効果的です。

5.編集でズームにする可能性がある場合は4Kに

 もしイメージしている完成形に顔や体など一部分をズームする箇所がある場合は4Kで撮影しておくと安心です。ズーム編集をすると元の動画を拡大することになるため画質が落ちていきます。HDでもそのような編集は可能ですが、やや粗く見えてしまいます。4Kだとズームしても耐えられる画質ですので覚えておきましょう。

6.「カメラを構えている自分も演者のひとり」という意識を忘れずに

 よくありがちなミスとして「カメラマンであることを意識しすぎる」ことが挙げられます。そうすると台本どおりに進めたい気持ちが伝わり嘘っぽい動画になってしまいがちです。あくまでも演者と自分の日常のひとコマを切り取るように、自分も演者だと考え進行しましょう。カメラを構えていても目線を演者に向けると、自然な演技を引き出すことができると思います。

 いかがでしたか?今回はTikTokならではの観点から撮影について解説しました。この考えかたを身につけ、日々の運用に活かしてもらえたら嬉しいです。次回もお楽しみに。