突然ですが、クリエイターの三種の神器といえば、モニタ、マウス、キーボードの3つですよね。その中でも絶対になくてはならないのがキーボード。そんなキーボードを自分で作って仕事をしている人が社内にいるという情報を入手しました。
え?どうして?普通にパソコンにキーボードついてくるのに、わざわざ何のためにキーボードを自作する必要があるの?イチローだって自分のバットは自分で作ってないというのに。
ということで真相を探るべく、まずは社内リサーチをしてみることに。社内のslackで誰が自作キーボードを使っているのかを聞いてみました。そのスレッドがこちらになります。
全然話きいてねぇ...来ちゃいけない世界に来てしまったみたいだ...
いきなり自己紹介
申し遅れました、私、星隼人(ホシハヤト)と申します。(@glover)
「GMOペパボ」という、電話で社名を伝えると必ず聞き返される会社で、常務取締役という島耕作的な肩書きで日々インターネットをしております。
我々の社名はご存じないかもしれませんが、もしかしたら私たちの提供しているサービスはどこかでお見かけいただいたことがあるかもしれません。
GMOペパボが提供しているサービスはこれだっ!
僕はこの会社に15年ほど前にウェブデザイナーとして入社しました。ところが、だんだんとデザイナーの仕事からマネジメントの仕事を任される機会が増えていき、しまいには社長から「ほっしゃん(あだ名)にはもう必要ないよね」と言われ、Adobe製品が会社から支給されなくなりました。
デザイナーにとって Adobe製品を取り上げられること、それはすなわち「死」を意味します。もちろんマネジメントの仕事には誇りを持っています。でも僕はデザイナーとしての魂も失いたくない。そう思い、現在は自腹をきってAdobe Creative Cloudをインストールし、たまに Photoshopを立ち上げてはパソコンのメモリを消費する毎日を過ごしています。
自作キーボードについて聞いてみた
話がだいぶそれました。自作キーボードの話でしたね。
まずは自作キーボードを持っている人に話を聞かせてくれないかということで、後日集合してもらうことにしました。
結構いますね。
聞いてみると「まだまだいますよ」とのこと。同じ社内にいながら全然気づいていなかったのですが、秘密結社か何かなのでしょうか?
せっかくなので皆さんが使っている自作キーボードを並べてもらいました。
壮観です。誰ひとりとして同じキーボードを使っていません。
ちなみに右下のキーボードなんて真っ白で何も書かれていないようなのですが、いったいどうやって仕事をするのでしょうか?実はキーボードに見せかけた豆腐なのではないでしょうか?ひき肉や豆板醤と混ぜて炒めたりはしないのでしょうか?
自作キーボード。かなり奥が深い世界な気がしてきました。
自作キーボードと標準キーボードの違いって?
ということで早速質問してみることにしました。
「自作キーボードとパソコンについている標準のキーボードとの違いってなんですか?」
「ワレテル」
「え?」
「ワレテル」
「え?」
いきなり怖い呪文をかけられたのかと思ったのですが、どうやら「割れてる」ということらしいです。確かに、どのキーボードも左と右にキーボードが割れています。これには合理的な理由がありました。
標準のキーボードだと、左手と右手が中央によってしまい、結果として肩がすぼんだ姿勢になってしまう。これはとても身体によろしくない姿勢とのこと。その点、左と右に割れているキーボードを使えば、自然と肩甲骨が開く形になるので、とても姿勢がよくなるとのこと。
ということで、実際に自作キーボードを使っている雰囲気を、弊社スーパーエンジニアの @tnmtに実践してもらいました。
確かに、肩甲骨が開いてとても姿勢が良いのがわかります。
キーボードの間に招き猫を置いても問題なく作業ができるくらい左右が割れています。
ここまで手を広げれば空も飛べるはず。