――まずは御社の事業概要について教えてください。
採用CX(候補者体験)向上のコンサルティングやEX(従業員体験)向上のコンサルティング、またリモートワーク導入支援事業を行っています。提供しているサービスは、以下のとおりです。
- CX・EX向上の改善/提案
- 研修・オンボーディングの立案/実行
- 文化づくり(オンライン部活動)
- 採用広報/研修動画の作成
- ウェブ面接代行
- 採用ピッチ資料作成
- 採用コンテンツ制作
- 求人媒体運用(求人票作成・スカウトメール送付など)
- エージェント対応
――2020年4月末にシンフィールドと共同で提供を開始した、マンガを活用した採用ブランディングはどういったサービスなのでしょうか。
マーケティングに非常に効果が高いと言われているマンガを用いた広告と、採用マーケティングの力を組み合わせた新サービスです。
多くの企業がコロナ禍に巻き込まれ採用に苦心している中、採用は従来のアナログなやり方ではなく、マーケティングの手法を用いた考えかたやツールが不可欠ではないでしょうか。
そこで、マンガマーケティングに特化したサービスを提供しているシンフィールドと、採用マーケテイングのプロフェッショナルであるHeaRの両者で、ビジュアルと戦略を用い、企業の採用を徹底的にサポートしたいと考えました。
- 自社の魅力を4Pで整理
- 3C分析(自社/求職者/競合)によりポジショニングを明確化
- コピーライティング
- キャンディデイトジャーニーを作成し、採用ブランディングの体現手法を設計
など、HeaR独自のメソッドを用いて、企業の採用ブランディングを設計していきます。
――なぜ本サービスを開発しようと思ったのですか?
採用マーケティングという考えかたそのものは非常に有効だと思いますが、あまり知名度が高くない企業は採用において、「まず会社に興味を持ってもらう」という段階で苦戦している印象がありました。
採用でまず大切な、「候補者の興味を引く」という部分でなにか新しい取り組みを模索していたところ、広告で効果を上げやすいとされるマンガなら相性も良いのではないかという結論にたどり着きました。そんなときに、社員同士お付き合いもあったシンフィールドさんから協業の打診もいただき、今回のサービス開発に至りました。
――サービス開発にあたり工夫した点や心がけたことはありますか?
シンフィールドさんはマンガマーケティング、HaeRは採用CX支援と、今まで関わっていた領域が大きく異なっていたので、協業にあたり、お互いのノウハウを最大化できるような分業体制をいかに構築するかという話し合いを重ねました。
採用は企業側からの一方的な広報ではうまくいきません。非常に重要なのは、どのように候補者の目を引き、広報したい内容を理解してもらうかということ。採用におけるマーケティングの手法とマンガの持つ力を最大化するために、現在も工夫を続けています。
――今回開始したマンガを活用した採用ブランディングを、今後どのようなサービスに成長させていきたいと考えていますか?
今後は、よりマンガと採用をかけ合わせたマーケティングの手法を浸透させるため、さまざまな広報活動を行っていく予定です。また、HeaRでは主に、「公開したマンガを多くの人に見てもらうために」、どのような広報を行っていくのが良いのか、といったコンサルティングも、より精度を上げていく予定です。
主に、TwitterやInstagramといったSNSの活用、Wantedlyなどの公募求人媒体を含むさまざまな場所での情報公開をオススメするとともに、採用したい企業がどのような情報を開示していくのが良いのか、といったノウハウもためていきたいと思っています。