コロナ禍の利用増加アプリは動画・音楽系、ナビは減少傾向 10代の8割弱が利用時間増加/FROSK調査

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2020/05/27 05:00

 ソフトウェア企画・開発・運営などを行うFROSKは、スマートフォンのアプリの利用状況やクラッシュに関するアンケート調査「アプリ利用実態調査レポート(2020年春、新型コロナウイルス影響調査)」を実施した。

 同調査では、スマートフォンアプリが落ちる現象(クラッシュ、アプリが強制終了してホーム画面に戻ってしまう現象)や、新型コロナウイルス影響を受けてのアプリの利用頻度の変化や、アプリのジャンル別の傾向、地域や年代などの傾向も合わせて調査を行った。

 同調査結果の詳細は、次のとおり。

利用時間増加アプリジャンルTOPは「動画・音楽・ゲーム・コミック」などのアプリ

 「半年前の2019年10月頃と比較して、新型コロナウイルスの影響でアプリ利用時間はどう変化したか?」という質問について、「劇的に増えた」「増えた」と回答した割合が16アプリジャンル中でもっとも多かったのは、「動画・音楽・ゲーム・コミック」38.2%となった。

利用時間減少アプリジャンルTOPはナビゲーションアプリ

 同じ質問について、「減った」「劇的に減った」と回答した割合が16アプリジャンル中でもっとも多かったのは、「ナビゲーション(路線検索、地図、カーナビなど)」20.2%という結果に。

この半年でアプリ利用時間がもっとも増えた年代、10代で8割弱に

 「劇的に増えた」「増えた」と回答した人を詳細に見てみた。年代別で見ると、「劇的に増えた」「増えた」と回答した10代(15歳未満、15〜19歳)はそれぞれ4割弱ずつ、総じて増えた10代が8割弱となった。10代は有意に増えたことがわかる。ほかの年代でもっとも多い回答の割合は、30代以上の「変わらない」が6割前後となっており、10代が顕著に増加したことが判明した。

アプリ利用時間が増えた人が多い職業、学生8割弱、会社員(事務系)5割強

 回答を職業別で見ると、「劇的に増えた」「増えた」と回答した学生は合計8割弱、会社員(事務系)は合計5割強だった。

利用時間が増えたアプリでクラッシュを不満に感じる傾向が強い職業は会社員と学生がともに3割前後

 「劇的に増えた」「増えた」と回答したアプリジャンルについて、不満な点や物足りない点を聞いたところ、「強制終了(クラッシュ)する」と答えたのは会社員(事務系)、学生が3割前後と多くなった。

調査概要
  • 調査主体:FROSK株式会社
  • 調査時期:2020/04/16〜2020/04/24
  • 調査対象:10歳~69歳の男女661名
  • 調査方法:インターネットリサーチでのアンケート調査
    ※同調査は、集計の際に性・年代別のばらつきを補正するため、サンプルに重みづけを行っている(ウェイトバック集計)