チームラボは、感染予防対策に活用可能なスマホ用アプリ「チームラボガイドアプリ」を提供開始した。
同アプリは、来場者の位置に連動して、スマートフォンに、動画・音声などによる、展示物の解説を自動表示することができる。そのため、展示物前でのスタッフによる解説や、ガイド機器の貸し出しなど、来館時における接触機会を削減することができるという。美術館、博物館、水族館、動物園、植物園、遊園地などのさまざまな施設やイベントの、感染症拡大予防対策に活用が期待される。最短１ヵ月で導入が可能とのこと。
同アプリの特徴は、次のとおり。
来場者の位置に連動してスマートフォンに展示物の解説を自動表示
来場者が展示物に近づくと、展示物の解説を自動表示。展示物の前でのスタッフによる説明機会の削減につながる。また、リーフレットを見ながら回る必要がなく、展示物の周囲に音声ガイド用の番号などを張り出す必要もない。
チームラボチケットシステムと合わせてチケット購入から作品鑑賞までペーパーレス化を実現
チームラボチケットシステムと合わせて導入すると、チケットの購入・入場から、会場案内・展示物の解説など、来場にあたり必要な情報へのアクセスを、来場者のスマートフォンで完結させることができ、ペーパーレス化が可能。パンフレットや説明冊子の配布の接触の機会を削減する。
動画も画像も活用し深い鑑賞体験を提供
展示物の解説は、文章だけではなく、動画や画像でも表示可能。展示物の説明や鑑賞の仕方、作品の背景などを提供することで、より深い鑑賞体験を提供することが可能。
音声ガイドとしても活用可能
展示物の解説の自動表示だけでなく、音声ガイドとしても使用が可能。同アプリでは、来場者個人のスマートフォン端末を使用するため、機器の貸し出しによる間接接触を防ぎ、衛生管理の必要がない。また、返却忘れなどによる機器の紛失や、故障の心配もない。
非接触決済での有料（音声）ガイド販売も可能
有料の音声ガイドをアプリ内で販売することも可能。通常、有料の音声ガイド機器を貸し出す場合には、貸出時に料金の精算が発生するが、同アプリでは、アプリストア上でのオンライン決済のため、会計業務が必要ない。また、決済をオンライン化することで、会計時の接触を回避することが可能となっている。
多言語対応、アクセシビリティ対応
多言語対応しており、海外からの来場者の利用にも対応可能。また、文字サイズや、フォントなども来場者のスマートフォン端末で変更できる。※文言自体は自社で用意が必要
複数の企画展でもアプリひとつで利用可能
ひとつのアプリを、複数の企画展で利用することも可能。アプリの切り替えは不要で、同じアプリを、常設展や企画展など、複数の展示で活用することができる。
リアルタイムで情報更新
展示物の解説の文章や動画、画像は、管理画面からリアルタイムで更新可能。そのため、企画展などで、展示内容が変更された場合でも、すぐに情報の更新ができる。
観光地や地域のガイド、舞台や演劇の同時解説音声ガイドにも展開可能
特定の施設やイベントだけではなく、観光地や地域のガイドとしても活用が可能。また、移動しながら鑑賞する展示物のガイド用としてだけでなく、舞台・演劇におけるシーンの音声ガイドとしても利用することができる。音声の同時解説で、進行に合わせて、タイミングよく説明を配信する。
