e-ラーニングに関するサービスのさまざまなコンテンツを提供するイー・ラーニング研究所は、コロナウイルスの感染拡大を受け、オンラインで授業が実施されるなど新しい学校教育が増えるなか、各家庭の現状意識を調査するために、子どもがいる親を対象に「2020年新型コロナウイルスによる教育変化に関する調査アンケート」を実施し、その結果を発表した。
同調査結果の詳細は、次のとおり。
約8割が新型コロナ拡大後に子どもの教育について考える機会増加
「新型コロナウイルス前後で、子どもの教育について考える機会が増えまたか」という問いでは、約8割が子どもの教育について考える機会が増えていると回答。増えた理由として「子どもが家にいる時間が増えたから」(114)がもっとも多く、続いて「オンライン学習が活発になったから」(102)、「自宅学習が必要だと感じたから」(100)、「学校教育への不安が増えたから」(98)が僅差で並ぶ結果となった。
オンライン学習は場所や時間に捉われない点が魅力 子どものモチベーション維持に不安視も
「新型コロナウイルス発生後、オンライン学習を行ったか」という質問では、半数以上が「はい」(129)と回答しており、実際に新型コロナウイルス対策としてオンラインでの学習を選ぶ家庭や教育機関が増えていることがわかる。また、「はい」と回答した人を対象とした「実際にオンライン学習を行って、どのようなところに魅力を感じたか」という問いでは、「自宅で学習ができる」(106)が第1位となり、第2位は「時間にとらわれず学習できる」(97)と続いた。一方で、オンライン学習の不安要素としては「子どものモチベーションを保てるか」(82)がもっとも多い回答だった。
「今後オンライン学習を行いたい」96.1% ニューノーマルの時代にオンライン学習が一般化か
「今後、オンライン学習を行いたいか」という質問では、95%以上が「はい」(223)と回答。新型コロナウイルスの影響によりオンライン学習が大きく注目されており、自宅で実施でき時間にとらわれないという利点から、今後も多くの人が継続していきたいと考えていることがうかがえる。
調査概要
- 調査方法:紙回答
- 調査地域:全国
- 調査期間:2020年8月4日(火)~2020年8月21日(土)
- 調査対象:20代~50代の子どものいる親 男女 計232人