ワコムは、21.5型液晶ペンタブレット「Wacom Cintiq 22」を2019年7月25日に発売する。
Wacom Cintiq 22はイラスト、マンガ、ファインアート、動画アニメーションなどを、A3サイズの作品をほぼ原寸大で表示でき、作品全体を確認しながら広い描画スペースに描くことができる。「Wacom Cintiq Pro」シリーズよりも機能は最小限に抑えつつ、思い通りの線が描けるペン性能とを持っている。
21.5型のフルHD（1920×1080）液晶パネルを搭載したWacom Cintiq 22は、プロクリエイター向け製品に搭載されている「Wacom Pro Pen 2」テクノロジーを採用したエントリーモデル。
ペンの正確性と8192レベルの筆圧感知や傾き検知に対応し、１つひとつのストロークや手の動きを高精度に再現する。ワコム独自のEMR（Electro Magnetic Resonance：電磁誘導方式）テクノロジーにより、バッテリーや充電は不要。液晶画面にはアンチグレア処理を施したフィルムディスプレイを採用し、紙に描くような自然な描き心地を実現した。また、背面には16度から82度までの角度に対応したスタンドが搭載されており、ワークスタイルに合った角度に調整して作品づくりを楽しむことができる。
ワコムは、2001年にCintiq初号機を発表して以来、Cintiqシリーズはアニメーション、映画、ゲーム、工業デザインの制作で利用されている。新たにラインアップに追加されたWacom Cintiq 22は、好みに応じて「Wacom Pro Pen slim」や「Wacom Pro Pen 3D」のオプションペンも利用可能。WindowsとMacに対応しており、Adobe、Autodesk、Pixologic、セルシス、Corelなどのメーカーの筆圧対応ソフトウェアとともに利用することができる。
