ヤフーは、2020年10月1日より、リモートワークの回数制限およびフレックスタイム勤務のコアタイムを廃止。時間と場所に捉われない新しい働き方へと移行する。
同社では、2014年にオフィス以外の好きな場所で働ける「どこでもオフィス」というリモートワーク制度を設けている。また、新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、2020年2月より段階的に、月5回を上限としていたリモートワークの制限を解除し原則在宅勤務の導入、および社内外における会議や採用活動、社内研修などのすべてをオンラインで実施するなど、従業員や関係者の安全を最優先とする取り組みを行ってきた(個人情報などを扱う高度セキュリティレベルの業務はオフィスにて実施)。同社社内アンケートでは、92.6%の従業員がリモート環境でもパフォーマンスへの影響がなかった、もしくは向上した、と回答。また「生産性高く働くために必要なオフィス出社日数」は週1~2回と答えた割合がもっとも多く、次いで週0回という結果となった。
同社はこうした状況を受け、より生産性高く、創造性を発揮できることを目的に、新しい働き方へ移行することを7月15日に発表。全国の同社正社員・契約社員・嘱託社員、全7,104名を対象に、10月1日より運用を開始する。
また、7月から社会の新常態(ニューノーマル)を見据えた「オープンイノベーションの創出」を目的として同社以外で本業に従事する人の副業先としての受け入れを開始しており、新たな事業やサービスにつながるイノベーションの創出を目指しているという。
同施策の概要は、次のとおり。
- リモートワークの回数制限を解除(働く場所は自宅のほかにも個人の創造性が発揮される場所とし、制限は設けない)
- フレックスタイム勤務のコアタイムを廃止
- 最大月7,000円の補助(どこでもオフィス手当4,000円+通信費補助3,000円)
- 通勤定期券代の支給停止(通勤交通費は実費支給)
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副業人材の募集(ヤフー以外で本業に従事する人の受け入れ)
※回数制限およびコアタイム廃止については、担当業務により一部社員が対象外。