シナモンAI、「アニメーション自動着色AI」をギークピクチュアズへ提供 アニメ業界DXを共同推進

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2021/01/23 05:00

 AIソリューションを提供するシナモン(以下、シナモンAI)は、映像・グラフィック・アニメーション・CGIコンテンツなどの企画制作を行うギークピクチュアズへ、アニメ自動着色AIの提供を開始した。両社は、同アニメ自動着色AIをはじめとするさまざまなAI技術の活用を通じて、アニメ産業のデジタル・トランスフォーメーションを推進する。

 シナモンAIは、産業レベルでの変革を生み出すDXの推進を支援してきた。今回、アニメ産業の変革に向けて、両社は共同で同プロジェクトを推進していく。

 シナモンAIが提供するアニメ自動着色AIを活用することで、これまでの成果物よりも正確かつスピーディーな着色を実現。具体的には、AIの自動処理により全体の処理枚数のキャパシティを増やすことで、アニメ制作者の高付加価値業務を増やし、アニメ産業のDXに取り組む。

 アニメ自動着色AIは、業務負荷が高い色付け業務に対してAIを導入し、アニメ制作者の生産性を向上させることを目的としている。システムの構成としては、セル画の前処理から着色までの各フローにおいてAI技術を活用。具体的には、ピクセル値単位における着色精度96%という水準での着色ができ、セル画への色付け業務の時間を10分の1に短縮、コストも50%以上の削減が可能になる。

※イラストはイメージで、実際にAIが着色したものではない。
※イラストはイメージで、実際にAIが着色したものではない。

 今後は、必要に応じてペイントツールとの連携インターフェイスも視野に、システムの構築を検討している。また今後は、ギークピクチュアズを通じて一般企業向けのサービス提供も予定しているとのこと。