京急とNearMeら、モビリティサービスの実証実験開始 相乗りシャトルを複数人の要望に基づき運行へ

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2019/08/19 15:35

 リアルタイムの位置情報を活用して地域活性化に貢献する“瞬間マッチング”プラットフォーム作りを目指すNearMeは、京浜急行電鉄(以下、京急電鉄)、およびサムライインキュベートと、2019年8月21日(水)~8月27日(火)の期間限定で、オンデマンド型のシャトルサービス「スマートシャトル」の実証実験を行う。

 本サービスは、京急グループとスタートアップによる事業共創を目指す「KEIKYU ACCELERATOR PROGRAM(京急アクセラレータープログラム)」第2期で採択企業となったNearMe(ニアミー)の開発する配車AIを活用し、最大9人乗りの相乗りシャトルを、複数の利用者からのリクエストに基づいて最適なルートで運行するモビリティサービスである。

 スマートシャトルの第1弾であるシティシャトルは、国内外の観光客やビジネスパーソンをターゲットに、京急イーエックスインホテルグループ4館から、都内4区(港区、千代田区、中央区、台東区)内の任意のスポットまたは羽田空港まで運行。車内ではタブレットで観光情報などのPRを行うほか、無料Wi-Fiの提供、さらに東京電力エナジーパートナーが提供するモバイルバッテリー「充レン」を無料で提供し、目的地までの快適な移動だけでなく、移動時間の有効活用を促す。

 本サービスは多言語対応で、日本の交通手段に不慣れな訪日外国人旅行客の快適な移動にも貢献する。

 3社は、本取り組みを通じて、多様化する移動のニーズや、運転士不足などの諸課題に対応できる、効率的で持続可能なサービスの創出に向けた検証を行い、京急沿線地域において、各エリアの課題に応じた次世代モビリティサービスの創出を目指していく。

実証実験概要

  • 運行期間:2019年8月21日(水)~8月27日(火)
  • 運行時間:7時~12時
  • 利用対象者:京急イーエックスインホテルグループ(以下4館)に宿泊する国内外の観光客およびビジネスパーソンなど
  • 運行形態:最大9人乗りの相乗りシャトル
  • 対応言語:日本語、英語
  • 乗車場所:京急EXホテル品川/京急EXホテル高輪/京急EXイン東銀座/京急EXイン秋葉原
  • 降車場所:港区、中央区、千代田区、台東区内の任意スポット、羽田空港第1ターミナル、第2ターミナル、国際線ターミナル
  • 利 用 料:無料(アンケート回答への協力が条件)

シティシャトル 申し込み方法・利用フロー