Sun Asterisk、アーティストのファンコミュニケーションを促進するシステム「MOOOS」の提供を開始

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2021/06/03 05:30

 Sun Asteriskは、プロアーティスト向けにOEMで提供するファンコミュニティシステム「MOOOS」の提供を開始する。また第1弾として、エイベックス・マネジメントと連携しShuta Sueyoshiのファンコミュニティライブ配信アプリ「SS App」をリリースした。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、ライブエンターテイメント業界は数多くの音楽ポップスフェスが中止や開催規模を縮小したため、2020年の市場規模が6,900億円(参照元:ぴあ総研)も激減した。一方で、若年層を中心としたライブ配信サービスの利用増加などにともない、デジタルライブエンターテイメント市場が拡大。新世代の文化として人々のライフスタイルの中に浸透しつつある。

 今後もエンターテイメント領域は、オフラインでのライブ活動やファン向けコミュニティイベント以外の、オンライン上でのファンコミュニケーション活動が重要になってきている。

 MOOOSは、デジタルライブエンターテイメント市場の成長と変化に柔軟に対応することを目指し、タレントやアーティスト毎のファンコミュニケーションを円滑に管理できる。ファンエンゲージメントを高めることができる独立型のファンコミュニティシステムを提供する。

 第1弾として、エイベックス・マネジメント社と連携し、AAAメンバーであるShuta Sueyoshiのオリジナルアプリをリリースした。

MOOOSの特徴

MOOOSはOEMでライブ配信やオンライン握手会、ファン同士の交流機能を提供するシステム。プロのアーティストが既存のライブ配信プラットフォームではなく、アーティスト個人のアプリとしてコアなコンテンツ提供が可能になる。プラットフォーム内でのトレンドマーケティングやアンチを排除することで、本来のファンへの充実した価値提供ができる。

またアプリのデザインはデフォルトとオリジナルがあり、オリジナルでは個々のアーティストの持つ世界観を最大限に表現することが可能。ライブ内でユーザーが使用する「ギフト」や「スクラッチくじ」のギミックに多彩な表現で実装することができる。

独立型のアプリのため、価格や提供コンテンツをアーティストの実績や活動内容に合わせて自由にカスタマイズができる。提供される有料コンテンツの収益をアーティストサイドとSun*でレベニューシェアする事業モデルとなっている。

基本機能

1. ライブ配信

  • 1対Nのアーティストによるライブ配信
  • 最大4人の友人同士だけで観ることができる
  • アーティストへのギフト
  • コメントのスペシャルピックアップ

2. デジタルスクラッチくじ

  • 抽選でグッズやオンライン握手会チケットが当たる

3. オンライン握手会

  • デジタルスクラッチくじに当選したユーザーだけが参加できる
  • アーティストと1対1のオンライン握手会

4. Time Line

  • ここでしか見られないアーティストのプライベートPhoto&Movie

5. Chat

  • ファン同士の交流板(本人が登場することも)

※今後ライブ連動型ECサービスなどを追加リリース予定。

 Sun*はこれまでにあらゆる産業のデジタライゼーションを推進し、300社以上の実績と1,500名を超えるクリエイティブチームを抱えている。MOOOSでは、ライブ配信やライブコマースなど、タレントやアーティストのオンラインコミュニケーションを包括的にプロデュースし、ファンとのエンゲージメント向上をサポートしていく。

 また、ライブ配信プラットフォームとしての機能提供のみならず、健全な収益性や新しい価値提供のカタチを深掘りし、独自のサービスナレッジを構築する。

 今後さらに進化するデジタルライブエンターテイメント市場に対応し、タレントやアーティストとファンが新しい形で出会える場を創造し、市場の可能性を拡大させるべく事業を展開していく。