クリーク・アンド・リバー社(C&R社)が、YouTube上で展開するマルチチャンネルネットワーク(MCN )「The Online Creators(OC)」は、ゲーム実況者やプロゲーマーをサポートするGAME CREATOR PROJECT「OC GAMES」を開始した。
2020年、日本のeスポーツ市場規模は66.8億円、ファン数は600万人を超えた。コロナ禍において大会やイベントのオンライン化が進み、配信コンテンツや視聴者も増加。巣ごもり需要で爆発的に拡大するゲーム市場では、ゲーム実況者・ストリーマー(ライブ配信クリエイター)・プロゲーマーなどの活躍の場はますます広がっている。
同社はMCNとして、エンターテインメントやライフスタイルなどのクリエイターをサポート。月間総再生は7億回を超えている。
今回スタートする「OC GAMES」は、クリエイターのなかでもゲーム実況者・ストリーマー・プロゲーマーに特化し、その能力を最大限に発揮しながらゲームプレイが出来るようにサポートするプロジェクトだという。
同プロジェクトでは、OCが行ってきたサービスを拡大し、次の6つのサービスを「Creative Dashbox」としてパッケージ化した。
- コミュニティー支援
- コンテンツエージェンシー
- ライフサポート
- クリエイティブセーフティー
- アナリティクスタンク
- マネタイズプランニング
GAME CREATOR PROJECT「OC GAMES」 新規サービスパッケージ「Creative Dashbox」概要
コミュニティパートナー
ゲームプレイを軸としたクリエイターのコミュニティー支援をより強化するため、アドバイザーにドズル氏を迎えた。さらにパートナーとして、ウェルプレイド・ライゼスト、Fennelと連携。積極的にクリエイターからの意見をヒアリングし、最適なサポート開発を行っていく。
コンテンツエージェンシー
ゲームプレイ動画をコンテンツとして投稿するにあたり、各社IPホルダーのコンテンツガイドラインに対してのチェック項目の策定・運用を徹底する。また、急増している切り抜き動画も含めた権利処理を明確にするシステム「Contents Share Trade」を立上げ、コミュニティーからのクリエイター支援のかたちを加速していく。
ライフサポート
コンテンツ制作を行うにあたって発生する、生活の問題を解決するサポートを行います。外部倉庫を活用した部屋の整理・収納、引っ越しサービスなど、生活環境を改善するさまざまな提案を行う。
クリエイティブセーフティー
ゲームパブリッシャーとの許諾契約や、所属チームに関するトラブル増加の昨今の背景を鑑みて、エンターテインメント法務専門の骨董通り法律事務所 出井甫弁護士と提携。クリエイターやプロを目指すゲーマーが抱える法的な問題に対して、能力を十分に発揮するためのアドバイスを行う。
アナリティクスタンク
定期的に動画パフォーマンスを分析しながら、今後の戦略的プランを提案。アナリティクスから見える数字は何を表しているのか、YouTubeで視聴されるには何をすればよいのかなど、同社のYouTubeノウハウやシステムにより、クリエイターをサポートする。
マネタイズプランニング
アドセンスの広告収入だけに頼らない「マネタイズの多様化」のために、物販やコンテンツの二次利用など、MCNサービスの一環として収益の多角化も積極的に提案する。