ライブ配信や動画制作を中心にデジタルマーケティングを手がけるCandeeは、クリエイティブ・プロダクションCOSMIC LABと業務提携を行うことを発表した。同業務提携により、実在の風景にバーチャル映像をリアルタイムに描写した次世代型ライブ配信を実現する。
昨今の新型コロナウイルス感染症（COVID-19）流行の影響で、ライブ配信やリモート会議のニーズは急速に高まっている。こうした社会状況を背景に、同社では、動画ストリーミング・サービスの制作パートナーとして、各プラットフォームや各社と協業し、最先端のライブ配信に関する技術提供やクリエイティブ支援を積極的に行っている。
またCandeeでは、ライブ配信市場が成熟するなかで、視聴者を飽きさせないような演出や、企業のマーケティング・ブランディング活動に寄与することができるような次世代型のライブ配信を常に提案・模索している。その一環のなか、エンターテイメント業界で用いられることの多いAR技術を用いた華やかな演出を、一般企業のライブ配信でも行うことができないか検討を重ねていた。
今回業務提携を行うCOSMIC LABは、ダンスフロアから世界遺産までを舞台に、未知なるオーディオ・ビジュアルの体験を通じて、リアリティの拡張を追求するクリエイティブ・プロダクション。ARなどの映像を含めた空間表現を軸に事業を展開し、3Dプロジェクションマッピングとレーザーを融合した「高野山1200年の光（2016年日本イベントアワード受賞）」 や、メジャーアーティストFlumpoolの全国ツアーなどのAR演出を手掛けている。
COSMIC LABでは、AR演出に関して、これまでは主にエンターテイメント業界のクライアントに対して技術提供を行ってきたが、昨今さまざまな業界でライブ配信のニーズが高まっているため、一般企業のカンファレンスやPRイベント、スポーツ中継、eスポーツなどのあらゆるジャンルのライブ配信に対しても培った技術を活用する方針を打ち出した。
一方Candeeでも、さまざまなライブ配信を行うなか、華やかな映像効果で視聴者を飽きさせない表現のできるAR技術のパートナーを求めていたため、両社の創造的な志向とニーズが一致し、同協業に至ったという。
両社協業によるAR演出を用いた次世代型ライブ配信支援例
業務提携による事業展望
35,000本以上のライブ配信を手掛け最先端のライブ配信技術を持ち動画マーケティングにおいても定評があるcandeeと、ARなどの映像・空間表現の分野でクオリティーの高い作品を作り上げてきたCOSMIC LABが、同協業によりAR演出を用いたライブ配信を行うことにより、これまでにないリッチな表現・演出での次世代型ライブ配信を実現する。
