マイクロソフトは、Windows 11を2021年10月5日より提供開始することを発表した。Windows 11の無償アップグレードが、対象となるWindows10搭載PCに段階的に提供されるとともに、Windows 11がプレインストールされたPCを購入できるようになる。
Windows 11のハイライトは次のとおり。
- モダンで新鮮で、クリーンで美しく、落ち着いた雰囲気のデザインとサウンド。
- Startボタンを押すことで、クラウドとMicrosoft365のパワーを活用して、どのデバイスから閲覧していたかに関わらず、もっとも直近に利用していたファイルを表示。
- Snap LayoutおよびSnap Group、Desktopがマルチタスクをさらに強化し、画面スペースの使用を最適化。
- タスクバーに統合されたMicrosoft Teamsのチャット。
- AIを活用したパーソナライズされたフィードであるウィジェットが、重要な情報へのアクセスを高速化。Microsoft Edgeのワールドクラスのパフォーマンス、スピード、生産性向上機能を発揮。
- DirectX12 Ultimate、DirectStorage、Auto HDRといったテクノロジを搭載しており、今までで最もゲームに適している。Xbox Game Pass for PCまたはUltimateにより、100種類以上の高品質なPCゲームを手頃な月額料金でプレイ可能。(Xbox Game Passは別売)
- まったく新しいデザインで再構築されたMicrosoft Storeが搭載されており、お気に入りのアプリケーション、ゲーム、ショー、映画を信頼できるひとつの場所から容易に検索して見つけることができる。AmazonそしてIntelとのコラボレーションを通じた、Windows 11とMicrosoft Storeに対するAndroidアプリの提供への取り組みも継続していく。この機能のプレビューは今後数ヵ月内にWindows Insidersで提供される。
- 障がい者に向けて、そして、障がい者によって作られた新しいアクセシビリティの機能強化を備えた、もっともインクルーシブに設計されている。
- より多くの開発者や独立系ソフトウェアベンダー(ISV)がアプリケーションをStoreに投入できるようにし、新たな開発者ツールによりネイティブアプリケーションとウェブアプリケーションの開発を改善し、すべてのアプリケーションのデザインと体験のルック&フィールを容易にリフレッシュできるようにするために、新たなStoreを開設する。
- スピード、効率性、そして、タッチ、デジタルペン、音声入力の体験の向上に最適化。
- ハイブリッドワークのためのOSで、働き方に合わせた新しい体験を提供。安全性を大前提とした設計で、IT部門による導入・管理も容易。また、企業担当者は、現在、Windows 11のプレビュー版をAzure Virtual Desktopで試行でき、一般提供開始後には、新しいWindows365上でWindows 11を体験することもできる。
Windows 11への無償アップグレードは10月5日から開始され、品質を重視した段階的な展開が行われる。新しい対象機種からアップグレードが開始され、その後、ハードウェアの適格性、信頼性の指標、デバイスの使用年数、そして、アップグレード体験に影響を与えるその他の要因を考慮した分析モデルに基づいて、市場にあるデバイスに段階的にアップグレードが展開される。2022年半ばまでには、すべての対象デバイスにWindows 11の無償アップグレードが提供されることを予定しているとのこと。アップグレードの対象となる Windows 10 PCの保有者には、アップグレードが可能になった際にWindowsUpdateから通知する。