コンセンサス・ベイスは、ブロックチェーンを活用したメタバースにおける3Dアバターに特化したNFT(ノンファンジブルトークン)売買プラットフォーム「AvatarSystem(仮)」のクローズドベータ版を開発した。3Dデータを活用しNFTを発行したい企業や3Dアバターを自社メタバースで表示させたい企業へ同プラットフォームのクローズドなサイトを提供する。そのほか、システム提供や技術提供による開発支援などをおこなっていく予定だという。
なお、同プラットフォームのクローズドベータ版の著作権・ロイヤリティ管理のコントラクトの開発においては、ソフトバンクが協力。また、LINE Blockchain、Paypal決済、多言語表示に対応している。
「AvatarSystem(仮)」は、メタバースにおける3Dアバターをブロックチェーン上のトークンとし、さまざまなプラットフォームで相互利用が可能となる3Dアバターに特化したNFT売買プラットフォーム。
VR/AR、ゲーム、SNS、マーケット、ウォレットなどの異なるアプリケーションや異なるブロックチェーンを跨いで、NFTの世界をつなげることで「トークンエコシステム」を構築し、3DアバターのNFTに経済的価値を創造することで、メタバース上で独自の経済圏が築かれることをうながす。
また、アセットの保有者や著作権の情報をブロックチェーンで管理することでクリエイターの権利を保護することや、アバターやアイテムなどのアセットを制作したクリエイターが2次流通市場においてアセットの取引時に一定の収益分配を受けることが可能なる。
システム概要
クローズドベータ版のAvatarSystem(仮)では、次の機能が利用できる。
- IP企業、クリエイターによる3Dアバターのアップロード(VRM/fbx形式)
- 3Dアバターの販売
- 3Dアバターの購入
- Ethereum ropstenネットワークへのNFT(ERC721)の出庫
- メタバースへのVRM/fbx形式のアバターのアップロード
- 2次流通時の権利者への利益分配
Ethereumネットワークに配置されたスマートコントラクトでは、次の動作が可能となっている。
- 3Dアバターの権利をNFTとして管理
- 3DアバターNFTのユーザー間での売買
- ユーザー間でアセットの取引時にアセットのクリエイターに対しても利益の一部を分配(EIP-2981)