メタバースプラットフォーム「cluster」の企画・開発・運営を行うクラスターは、2021年11月1日(月)に開催した『Clusterカンファレンス - メタバースを再定義する -』にて、「メタバース研究所」の設立と、Oculus Quest 2対応などの複数の新機能およびアップデートを発表した。
同研究所発足は、メタバースプラットフォームを開発する同社が、日本社会におけるメタバースのあり方を再定義し、真の価値創造を図るための取り組みだという。東京大学稲見研究室、京都大学神谷研究室の協力のもと、同研究所の設立が実現した。
また、メタバース体験を向上させるため、メタバースプラットフォーム「cluster」内でのOculus Quest 2への対応や、乗り物機能、cluster内でオリジナルアバターを作成できる「AvatarMaker」機能など、6つの新機能を実装およびアップデートした。
新機能および大規模アップデートについて
メタバース体験を向上する機能として、今回新たに、ユーザーがオリジナルアバターを作成できる「AvatarMaker」機能や、Oculus Quest2への対応など、6つの機能を新たに実装およびアップデートした。
オリジナルアバターを作成できる「AvatarMaker」機能
メタバースにおいて、自らを表現しほかのユーザーとコミュニケーションをとる手段として非常に重要になるのが「アバター」である。同機能を利用することでcluster内のユーザーは誰でもオリジナルアバターを作成することができる。
clusterの「ホーム」内で使える機能で、ベースとなるアバターに対して服や髪、顔などさまざまなパーツの設定、調整を行うことが可能。今後は随時パーツを増やしていくことを検討しているとのこと。
Oculus Quest2対応
これまでに多くの要望があったオールインワン型VRヘッドセットのOculus Quest 2に対応する(今週末リリース予定)。
乗り物機能
同社は誰でもノーコードでメタバース空間をつくれる「Cluster Creator Kit」を提供しているが、新たに「Cluster Creator Kit」でバイクや車、椅子などの乗り物をつくれるようになった。
プライベートサーバー・パーティーサーバー
これまでcluster内に常設のメタバース空間(通称:ワールド)を作成するには、誰でも参加できるパブリックサーバーでのみ作成可能だったが、よりユーザー間のコミュニケーション体験を向上するため、以下3つのサーバーから選べるようになった。
- パブリックサーバー:誰でも参加可能
- パーティサーバー:同じサーバー内にいる人の『フレンド』なら誰でも参加可能
- プライベートサーバー:招待した人だけが参加可能
アバター上限解放
clusterではVRM形式でユーザー独自の3Dアバターをアップデートすることができるが、そのアバターデータの制限を開放する(11月末リリース予定)。
ワールドクラフト機能
clusterアプリ内でワールドを作れるようになる「ワールドクラフト機能」を開発中だという(12月下旬リリース予定)。