クラスターが産学連携で「メタバース研究所」設立 日本におけるメタバースの創造、発展へ

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2021/11/05 20:00

 メタバースプラットフォーム「cluster」の企画・開発・運営を行うクラスターは、2021年11月1日(月)に開催した『Clusterカンファレンス - メタバースを再定義する -』にて、「メタバース研究所」の設立と、Oculus Quest 2対応などの複数の新機能およびアップデートを発表した。

 同研究所発足は、メタバースプラットフォームを開発する同社が、日本社会におけるメタバースのあり方を再定義し、真の価値創造を図るための取り組みだという。東京大学稲見研究室、京都大学神谷研究室の協力のもと、同研究所の設立が実現した。

 また、メタバース体験を向上させるため、メタバースプラットフォーム「cluster」内でのOculus Quest 2への対応や、乗り物機能、cluster内でオリジナルアバターを作成できる「AvatarMaker」機能など、6つの新機能を実装およびアップデートした。

新機能および大規模アップデートについて

 メタバース体験を向上する機能として、今回新たに、ユーザーがオリジナルアバターを作成できる「AvatarMaker」機能や、Oculus Quest2への対応など、6つの機能を新たに実装およびアップデートした。

オリジナルアバターを作成できる「AvatarMaker」機能

 メタバースにおいて、自らを表現しほかのユーザーとコミュニケーションをとる手段として非常に重要になるのが「アバター」である。同機能を利用することでcluster内のユーザーは誰でもオリジナルアバターを作成することができる。

 clusterの「ホーム」内で使える機能で、ベースとなるアバターに対して服や髪、顔などさまざまなパーツの設定、調整を行うことが可能。今後は随時パーツを増やしていくことを検討しているとのこと。

Oculus Quest2対応

 これまでに多くの要望があったオールインワン型VRヘッドセットのOculus Quest 2に対応する(今週末リリース予定)。

乗り物機能

 同社は誰でもノーコードでメタバース空間をつくれる「Cluster Creator Kit」を提供しているが、新たに「Cluster Creator Kit」でバイクや車、椅子などの乗り物をつくれるようになった。

プライベートサーバー・パーティーサーバー

 これまでcluster内に常設のメタバース空間(通称:ワールド)を作成するには、誰でも参加できるパブリックサーバーでのみ作成可能だったが、よりユーザー間のコミュニケーション体験を向上するため、以下3つのサーバーから選べるようになった。

  • パブリックサーバー:誰でも参加可能
  • パーティサーバー:同じサーバー内にいる人の『フレンド』なら誰でも参加可能
  • プライベートサーバー:招待した人だけが参加可能

アバター上限解放

 clusterではVRM形式でユーザー独自の3Dアバターをアップデートすることができるが、そのアバターデータの制限を開放する(11月末リリース予定)。

ワールドクラフト機能

 clusterアプリ内でワールドを作れるようになる「ワールドクラフト機能」を開発中だという(12月下旬リリース予定)。