JINS、「JINS MEME LAB」始動 第1弾はリアルタイムAR合成アプリ「VTUNER」公開

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2021/12/07 07:00

 ジンズ(以下、JINS)は、ココロとカラダのセルフケアメガネ「JINS MEME(ジンズ ミーム)」によって容易にアバター動画を作ることができる、リアルタイムAR合成アプリ「VTUNER(ヴイチューナー)」を、提供を開始した。アプリは、App Storeから無料でダウンロードすることができる。

新しい開発と挑戦に挑むプロジェクト「JINS MEME LAB」第1弾

 同社ではアイウエア製品の開発・販売にとどまらず、ITやAIなどのテクノロジーを活用したサービスを展開してきた。10月14日(木)には、2015年の発売から研究開発に5年以上の歳月を費やした「JINS MEME」の次世代機を、“ココロとカラダのセルフケアメガネ”として発売した。

 同製品は、鼻当て部分に搭載する3点式眼電位センサー(特許取得済)や6軸モーションセンサー(3軸加速度センサー、3軸ジャイロセンサー)から得た情報を、専用アプリが独自のアルゴリズムでBODY(カラダ)、MIND(ココロ)、BRAIN(集中)の状態を可視化し、ケア方法を提案するアイウエア。

 次世代機発売に合わせ、「JINS MEME」の可能性を追求し、実験的なサービス開発にチャレンジするプロジェクト「JINS MEME LAB」が始動。このプロジェクト第1弾として、エンターテイメント領域への拡張を目指し、iOS専用のリアルタイムAR合成アプリ「VTUNER」(特許出願中)を開発した。このアプリによって、「JINS MEME」をかけるだけで誰もが容易にアバターをコントロールし動画を生成できる。

「JINS MEME」着用者の動きと連動 アバター動画をリアルタイムで生成

 同アプリでは、同製品のセンサーが着用者の上半身や視線の動き、まばたきの様子を捉えて、アバターに反映。AR合成されたアバター動画を生成する。モーションキャプチャーがカメラ機能に依存しないという特徴を活かし、たとえばスマートフォンのアウトカメラで撮影している風景に、リアルタイムでアバターを登場させることもできる。また、撮影に必要なものは「JINS MEME」とアプリをダウンロードしたスマートフォンのみ。それ以外の機材を持ち運ぶ必要がないため、屋内での撮影はもちろん、屋外での撮影も気軽に行うことが可能となっている。

 ほかにも、アバターの表情や上半身の動作を選択するアクションボタン、撮影背景の選択機能、テロップ挿入の編集機能、好みのアバターデータをアプリにインポートする機能などを実装。録画した動画は、そのままスマートフォンに保存されるため、SNSの投稿や友人への共有も容易に行えるという。

 同アプリの主な機能は、次のとおり。

撮影背景の選択

 撮影背景は、スマートフォンのアウトカメラで撮影している映像、アプリにアップロードした撮影済みの画像または動画、ホワイトバック、グリーンバックから選択できる。

アクションボタン

 JINS MEMEの動きに表情やアクションを加えて、アバターの魅力を最大限に引き出すことができる。ボタンタップでフェイスアクション(5種類)やボディアクション(28種類)を操作。また、画面のアバターをスワイプすることで、アバターの位置や体の向き、大きさが変更できる。

アバターのインポート機能

 アバターは初期設定で、VTUNER公式キャラクター「ヒトミミコト」、「男性アバター」、「女性アバター」の3体が利用できる。また、自身で制作したアバターなどをアプリへインポートすることも可能。

ワイプモードの切り替え

 画面左上にアバターをワイプ表示したり、アバターを非表示にしたりすることが可能。

アウトカメラのズーム

 スマートフォンのアウトカメラをズームインしたり、ズームアウトしたりすることが可能。

ミュートの切り替え

 ボタンタップで周囲の音声収録をすべてミュートに切り替える。

テロップの挿入

 録画一時停止時にテロップボタンをタップすることで、テロップの編集・表示が可能。

撮影背景の選択
撮影背景の選択
アクションボタン
アクションボタン
アクションボタン
アクションボタン
アバターのインポート機能
アバターのインポート機能