Psychic VR Labが提供する、VR/AR/MRクリエイティブプラットフォーム「STYLY」は、東京・大阪・名古屋・札幌・福岡・京都の6都市で「リアルメタバースプラットフォーム」の実装を完了し、都市空間に向けてAR/MRコンテンツの配信を可能にした。
STYLYはこれまでに、東京・渋谷の街をリアルメタバース化、さまざまなAR/MRコンテンツの配信を行ってきた。その事例をもとに東京はさらに広範囲に、そして大阪・名古屋・札幌・福岡・京都においても、リアルメタバースプラットフォームの実装が完了。AR/MRコンテンツが配信できるようになった。
STYLYが提供する制作ツール「STYLY Studio」に搭載された各都市の3Dデータ(国土交通省が主導する3D都市モデル“PLATEAU”などのオープンデータにも対応予定)を活用し、AR/MRコンテンツの作成・公開することで都市空間に合わせた作品を配信することが可能に。配信されたAR/MRコンテンツは実際のロケーションに足を運び、STYLY(スマートフォンARやNrealなどのスマートグラス)のアプリケーションを利用することで体験が可能となる。
また、人流・交通などの都市データを取り込むことも可能で、AR/MRを活用して情報のビジュアライズや、ユーザーの街歩きなど回遊施策にも活用することができるという。
現在、日本6都市(東京・札幌・名古屋・大阪・京都・福岡)の対応が完了。今後は国内対応を進めるほか、海外主要都市への対応や、IPとコラボした都市スケールのAR/MRライブなどエンターテインメントでの利用も加速させていくとのこと。
2022年上期、一般の人でも都市空間にAR/MRコンテンツが配信可能に
現在、STYLYは、世界中のアーティスト・クリエイターに向けて、XR(VR/AR/MR)コンテンツに関わる制作負荷を下げ、知識の少ない人でも手軽に配信ができる基盤として開発・提供している。
今後は2022年上期を目途に、一般の人たちでも、都市空間にAR/MRコンテンツを配信することができる機能を追加し、より多くの人がリアルメタバースを体験できるプラットフォームへと大型アップデートする予定となっている。