サービスデザイン会社 root、新ビジョンのもとデザイン組織の立ち上げ・運用支援サービスを開始

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2022/03/10 12:00

 アプリ・ウェブサービスのUI・UXデザイン支援を手がけるルート(root)は、デザイン組織を組成・運用を目指す企業を対象とした組織の立ち上げ・運用支援サービスを開始した。同時に、新ビジョン「Design Doing for More」を制定した。

 同サービスでは、主にアプリやウェブサービスの開発を行う事業会社向けに、Design Opsの体制構築支援、デザインシステムの運用体制整備やデザインシステムの設計支援、プロダクト開発組織に対してのUXデザインプロセス定着支援を行っていく。2022年3月より本格的にサービス提供を開始し、既存のUI・UXデザイン支援と合わせ提供するとのこと。

rootの提供サービス
rootの提供サービス

 支援内容の一例は、次のとおり。具体的には支援先企業の課題や状況を踏まえ、相談のうえ決定する想定となっている。いずれの場合においても、手法やフレームを提示するだけでなく、組織の一員として伴走し実行をともないながら価値提供をしていくとのこと。

  • グロースフェーズにおいて、デザイナー人員増加に耐えうるデザインプロセスの体系化や整備
  • 開発者やほかデザイナーを含めてデザインアセットを活用できるような、デザインシステム整備や運用の支援
  • PdMやエンジニアも含むプロダクトチーム、および開発サイクルでの、デザインアプローチの導入(UXリサーチや顧客インサイトを元にした施策立案・プロセス導入など)

新ビジョンを通して目指すもの

 同社は、今回新たに「Design Doing for More』というビジョンを掲げ、デザインの実践を個から組織・事業へ広げることを目指していく。制定の背景には、デザイン経営宣言(経済産業省・特許庁)をはじめ、近年ビジネスにおけるデザインの必要性が叫ばれる流れ、およびそれにともなう業界内での意識変化がある。