リバプールFC、ホームスタジアムにExtreme採用 Wi-Fiとネットワーク分析でファン体験向上

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2022/05/27 06:00

 クラウド型ネットワーキング企業であるExtreme Networks, Inc.(以下、Extreme)は、リバプールフットボールクラブ(以下、リバプールFC)が、公式Wi-Fiネットワークソリューションプロバイダーおよび公式Wi-Fi分析プロバイダーとして複数年にわたるパートナーとしてExtremeを選定しことを発表した。導入は今年の後半に開始される。

 同契約の一環として、ExtremeはアンフィールドスタジアムにExtreme Wi-Fi 6Eアクセスポイントを設置し、最新世代の無線接続を実現。これにより、ファンはモバイルチケットや売店などのデジタルアメニティを活用し、NFTなどのスタジアム内の活動に参加することができるように。また、将来的にAR(拡張現実)/VR(仮想現実)のような革新的で没入感のある新サービスを展開するためのインフラをクラブに提供することとなる。

 リバプールFCは、ExtremeAnalyticsを利用することにより、ファンの足取り、スタジアム全体のアプリ利用状況、人気のある売店、ファンがもっともデジタルに関与する試合中のポイントなどのデータをリアルタイムで取得することができる。こうした洞察により、同チームはデータに基づく意思決定を行い、よりパーソナライズされたファン体験を提供し、試合当日の運営効率を向上させることができる。

 スタジアムの無線ネットワークはExtremeCloudによって管理され、スタジアム関係者はWi-Fiの容量と効率の監視と制御、機器の設定、リアルタイム分析への可視化を行うことが可能。これにより、クラブはネットワークの管理とパフォーマンスを効率化し、アンフィールドスタジアム内のIT運用を拡大することができるとのこと。