オロ、アプリ会員活性化促すデータ活用サービス開始 顧客分析を元に将来的なヘビーユーザーを獲得へ

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2022/06/06 06:00

 マーケティング戦略の立案から広告・PR戦略、プロモーション企画、CRM、マーケティング業務の運用サポートなどワンストップフルサービスで手掛けるオロは、アプリのユーザー活性化を促すデータ活用サービスを開始したことを発表した。

 GoogleがChrome上のサードパーティーCookieのサポートを2023年までに段階的に廃止することを発表するなど、ウェブ広告でのCookieの活用が困難になりつつある。Cookieの利用範囲が縮小するなかで、企業が顧客との接点を獲得するために、アプリの重要性が高まると考えられている。

 一方で世界の50%以上のアプリは30日以内にアンインストールされているという調査結果(AppsFlyer Japan株式会社、「2020年版アプリ業界におけるアンインストール率のベンチマーク調査」)もあり、獲得したユーザーを維持・活性化し月間アクティブユーザー(MAU)を維持することはアプリマーケティングにおいて重要なテーマとなっている。

 同サービスではアプリで取得したデータを元にコンバージョンが発生した状況を分析し、既存顧客を活性化させるための施策を考案。加えて、分析結果を元に、将来的なヘビーユーザーになると推測されるユーザーへアプローチし、優良な新規顧客の獲得を推進する。

サービス概要

 アプリから獲得できるデータを分析し、コンバージョンの発生と関連性の高い要因を明らかにする。そこから既存ユーザーを活発化するための施策を立案・実行する他、将来優良ユーザーとなるユーザーの獲得につなげる。

 オロはデータ分析に関して長年のノウハウを保有しており、クライアントの事業成果のために、戦略策定から実施・運用まで一貫してサポートを行う。

アプリの利用データを軸に顧客分析を行い、活発なユーザーの傾向を把握

 アプリからは、ユーザーの年齢、性別といった属性だけでなく、アプリが使用された場所、その日の天気などさまざまなデータを抽出することが可能。莫大なデータのうち、目標とするコンバージョンが発生したときのユーザーの状況を抽出・分析し、アプリ内行動が活発なユーザーの傾向を把握する。

活性化施策の実践

 アプリ内行動が活発なユーザーの傾向をもとに、既存ユーザーの活性化施策を実施。たとえばアプリ内のプッシュ通知やIDを利用した広告など、ユーザーとどのタイミング・場所で接点を持つとコンバージョンが最大化されるのかを、仮説構築・実施・検証を繰り返して探索し、データを根拠とするPDCAを回す。

新規ユーザーの獲得にもデータを活用し、効果的なターゲティングを実施

 アプリから獲得したデータは新規ユーザーの獲得にも活用可能。活発なユーザーの傾向と類似したユーザーに広告などで接点を作ることによって、優良顧客となるユーザーの獲得を実現する。オロはデータを元にクライアントと併走して戦略を立て、クライアントのビジネス成果を最大化する。