GMOアダムが運営するNFTマーケットプレイス「Adam byGMO」は、欧州連合(EU)および英国の一般データ保護規則(General Data Protection Regulation:以下、GDPR)に対応したことを発表した。
EUおよび英国では個人データを保護するためにGDPRを定めている。今回、「Adam byGMO」は、GDPRに対応する体制を構築。これを受け、ヨーロッパ各国においても同マーケットプレイスが利用できるようになる。
NFTマーケットプレイス「Adam byGMO」は、昨年2021年12月に英語での出品・購入に対応し、正式版に移行。これにより、日本国外の英語圏在住のユーザーもサービスを利用できるようになったが、GDPRへの対応が求められるヨーロッパ各国(EU加盟国含むEEAおよび英国)でのサービス利用は制限されていた。
一方、ヨーロッパでは、日本のハイカルチャー・サブカルチャーが人気を博しており、フランスのJapan Expoをはじめとする日本文化に関する数万人規模のイベントが各国・各地で開催され活況を呈している。
同プラットフォームでは、これまでサービスを提供できていなかった現地のファンに日本のコンテンツを届け、日本のクリエイターと現地のファンを結ぶとともに、より安心・安全なNFTマーケットプレイスとなるべく、GDPRに対応を行った。
今後は、ヨーロッパの人々に人気のある日本のコンテンツの取り扱いを今後より拡充していくとのこと。また、これまでなじみのなかった人にも日本のコンテンツやNFTを提供するために、コンテンツの種類やジャンルも増やすことで、日本のクリエイターの海外進出や日本のコンテンツの魅力発信に貢献していく考え。
同プラットフォームの特徴は、次のとおり。
日本語・英語に対応 海外からのNFT購入・出品もスムーズに
2021年12月に英語版も提供開始し、使いやすいUI・UXはそのままで、海外からのNFT購入・出品がスムーズに行えるように。
イーサリアムのほか日本円にも対応 多様な手段で決済が容易に
NFT売買で一般的に利用されるイーサリアムによる決済のほか、クレジットカード・銀行振込も利用可能。日本円での支払いにも対応しているため、暗号資産の取り扱いに慣れていない人でも容易にNFTコンテンツを購入可能。
購入したNFTの二次販売も可能 クリエイターにロイヤリティを還元
「Adam byGMO」で購入されたNFTコンテンツは、同プラットフォーム内で二次販売を行うことが可能。また、二次販売による売り上げの一部は、NFTコンテンツの作者であるクリエイターにロイヤリティとして還元される仕組みとなっている。
NFT保有者限定コンテンツも提供
「Adam byGMO」で購入したNFTコンテンツの保有者のみが視聴できる保有者限定コンテンツも提供している。限定コンテンツは画像や音楽、動画等の形式で提供され、保有者以外のユーザーは視聴ができない仕様となっている。