博報堂プロダクツ、「きゃらいく」サービス開始 企業キャラクター起点のコミュニケーションを全方位支援

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2022/06/13 20:00

 総合制作事業会社の博報堂プロダクツは、企業キャラクターをオリジナルで開発し活用することでコミュニケーションの全方位支援を実現する「きゃらいく」のサービス提供を開始した。

 企業キャラクターは、マーケティング・プロモーション領域で多く活用されるコミュニケーション手法のひとつ。特にプロモーション領域においては、他社との差別化が図りやすいことから、多くのオリジナルキャラクターが開発されている。その一方で、企業キャラクターを開発したものの、認知度が上がらないなど、上手く活用できていないといった課題も多く見受けらる。

 「きゃらいく」は、博報堂プロダクツがこれまでに培ったオリジナルキャラクター開発の知見と、各事業本部が持つ多彩なソリューションを掛け合わせたサービス。ブランド・業種・業界にあわせた最適なキャラクターを設計・開発するだけにとどまらず、グラフィック、ウェブ、動画、SNS、ノベルティ、各種デジタルコンテンツや、キャラクターを活用したビジネス展開など、コミュニケーションを全方位フルプロデュースすることで、企業やブランド、サービスのエンゲージメント向上に寄与する。DX化が進み、多様なコミュニケーション手法が用いられるようになってきたマーケティング・プロモーション領域において、オリジナルキャラクター開発を起点に、コミュニケーションを全方位で支援する。

 同社では、ビジュアル化(視覚体験化)による新しいマーケティングコミュニケーションの変革を「VX(ビジュアル・トランスフォーメーション)」と位置づけ、「撮影テック」「ライブテック」「エクスペリエンス」「プロダクションDX」「運用・UX」「コンテンツソリューション」「CG・VFX」「AI」「業種別ソリューション」の9つのカテゴリーを軸に「見るを超える体験」を開発・提供している。同サービスもこのVXの取り組みのひとつとして展開していくことで、キャラクターを通じて良質な視覚体験を提供し、企業と生活者とのエンゲージメント高めていくとともに、企業のさらなる成長・ブランド価値の向上に寄与していく考え。

「きゃらいく」の主な活用事例

 開発したオリジナルキャラクターを活用して、各種チャンネルで統一したコミュニケーションを展開する。

グラフィック広告・ウェブサイト

 ポスターや店頭ツールなどのグラフィック広告はもちろん、ウェブサイトでの商品紹介などで活躍。オフラインオンライン問わず、一貫したコミュニケーションが可能となる。

動画

 モーショングラフィックスと組み合わせることで、手軽にキャラクターを動かすことができる。CMやウェブなど動画メディアでの活用が可能。

AR/VRコンテンツ

 3DCGの技術と組み合わせることで、キャラクターを立体的に動かすことが可能。ARやVRなどの新しいプロモーション領域で活用できる。

動画配信用キャラクター

 キャラクターの表情をリアルタイムで動かすことで、より親しみのあるコミュニケーションが可能。企業の情報発信チャンネルやライブコマースでも活用できます。

ノベルティグッズ/NFTアート

 キーホルダーやぬいぐるみなどのノベルティグッズの制作。プレミアム事業本部と連携することで、企画・開発・デザインから製造・品質管理までワンストップでの実施運用が可能。また、制作したデジタル上のキャラクターのNFTアート化を支援する。新たなデジタルプレミアムグッズとして展開が可能。

マンガ/ホワイトペーパー

 キャラクターを主人公にしたマンガをプロモーションに活用。シナリオ開発から担当し、訴求ポイントを押さえたマンガをさまざまな媒体で展開する。またBtoC企業だけでなく、BtoB企業のコミュニケーションでも活躍。キャラクターを起用することでホワイトペーパーや企業のイベント資料などを、より親しみやすくすることができる。

各種SNS活用

 SNSでの情報発信キャラクターや、スタンプとして活用可能。継続的なコミュニケーションで、エンゲージメントの向上に貢献できる。