Sensor Towerが2022年の世界のモバイルゲーム広告インサイト発表 動画広告が主流に

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2022/07/09 20:00

 データや分析環境を提供するSensor Towerは、2022年における世界のモバイルゲーム広告の傾向インサイトレポートを発表した。

 同レポートでは、2022年1月~4月の全世界のApp StoreとGoogle Playにおけるモバイルゲーム広告の傾向を深く分析。プラットフォーム別の世界のモバイルゲーム広告動向、広告の種類別の動向、人気市場におけるモバイルゲーム広告の動向を解説している。

 同レポート内容の概要は、次のとおり。

モバイル広告プラットフォームでは動画広告が主流、パズルゲームは広告激戦区

 2022年1月~4月における世界のiOSモバイルゲーム広告は動画タイプが主流で、モバイルゲーム広告全体の約70%を占める。Adcolony、Snapchat、Vungleの広告プラットフォームにおけるモバイルゲーム広告では、ほぼ100%が動画となっている。

 モバイルパズルゲームはアメリカ、日本、韓国、および東南アジアの全地域において広告激戦区で、ほとんどの広告プラットフォームのSoV成果がもっとも著しいジャンルである。

2022年 世界のハイパーカジュアルモバイルゲームとパズルモバイルゲームの人気広告クリエイティブ

 ラプンツェルを起用したZyngaの『Hair Challenge』の広告は、ステージの緊迫感をアピールしながらラグジュアリーな雰囲気で多くの女性プレイヤーからダウンロードされた。

 Tap2Playの『Count Master』の広告は、躍動的なBGMと映像でゲームのリズム感をアピールした。

 Dream Gamesの『ロイヤルマッチ(Royal Match)』は、危機が迫るキャラクターの姿と緊張感あふれるサウンドで注目を引いた。2021年2月のサービス開始後、マッチ3ゲームの大手であるKing、Playrix、Zyngaが独占する市場において大きな成果を上げ、全世界で4億ドル以上のアプリ内課金を記録した。

2022年 世界の音楽モバイルゲームと2Dモバイルゲームの人気広告クリエイティブ

 Happy Elementsの『あんさんぶるスターズ!!Music』の広告クリエイティブは、リアルなレコーディングスジオシーンや3Dで再現されたコンサートシーンを統合した映像で、ゲームの没入感を表現。また、2Dグラフィックとさまざまなキャラクターたちによって、インタラクティブな体験を高めている。

 Cygameの『ウマ娘 プリティーダービー』の広告クリエイティブは、日本の競馬文化が題材に。名馬をかわいい二次元のウマ娘としてキャラクター化し、育成シミュレーションと融合させることで、まるで歴史的な名馬と一緒にプレイしているような感覚を与える。