LINEは、2022年上期のインターネット利用環境に関する調査を実施した。
LINEでは、インターネットのコミュニケーションプラットフォームの一翼を担う会社の責務として、よりよいサービス提供のためにさまざまな調査研究を行っている。その一環として、2016年4月より半期に一度スマートフォンなどでのインターネット利用に関する定点調査を行っている。今回、2022年上期の調査結果を発表した。
日常的なインターネットの利用環境は、引き続き「スマホのみ」の利用が最多を維持
「スマホ」でのインターネット利用者は全体の96%で、2016年4月の調査開始以来継続して今回も最多を維持。「PC」の利用者は43%と前回調査(46%)から減少する結果となった。
構成比としての最多は「スマホのみ」の利用者で、54%と前回調査(52%)より微増。「スマホとPC」の併用は42%で、「PCのみ」の利用者は前回調査同様に1%となった。スマホ・PCでのインターネット「利用なし」は、全体の2.4%となった。
特に女性で「スマホのみ」の利用者増が顕著
インターネット利用者の推移は、「スマホのみ」の利用者が増加傾向にあり、全体では過去最多の54%となった。
男女別では特に女性で「スマホのみ」の利用者の増加傾向がみられ、過去最多の68%となった。
スマホ利用の波がシニア層に到達、70代で初の半数超えという結果に
10代〜40代のスマホ利用者は、すでに97%以上と高水準に。50代以降もスマホ利用の伸びは順調となっている。特に今回70代でスマホ利用者が初の半数を超え、51%となった。
調査概要
- 調査期間:2022年4月
- 調査地区:全国
- 標本抽出方法:住宅地図データベースから世帯を抽出し、個人を割り当て
- 調査方法:調査員による個別訪問留置調査
- 調査対象者:15~79歳の男女 合計1146サンプル(人口構成比に沿って抽出)※15~59歳の男女 合計799サンプル(人口構成比に沿って抽出)