アムタスは、アニメーション企画・制作会社であるツインエンジンに出資し、協業を開始した。
月間利用者数が2,800万人を超えた「めちゃコミック」を運営するアムタスは、事業領域拡大の取り組みについて、すでに実施している「めちゃコミックオリジナル」のドラマ化に加え、アニメの領域への展開を検討していた。一方、ツインエンジンはオリジナルコンテンツ創出を成長戦略の核として位置付けており、その有力な手段として、アニメとコミックの制作を連動させたIP開発に挑戦するプロジェクトの検討を進めていた。今回、両社の目指すべき方向が一致し、協業することで互いの成長を加速することができると判断したため、アムタスは、ツインエンジンによる第三者割当増資を引き受けるとともに、同社と業務提携契約を締結した。
今回の業務提携で、両社はコミックとアニメの連動企画による新たな価値の創出を目指す。具体的には、企画段階からコミックとアニメを連動させることで、互いの価値が高まるコンテンツを開発し、電子コミック事業のさらなる成長と、事業領域の拡大を図る。
今後、両社はそれぞれが蓄積したノウハウを持ち寄り、電子コミックとアニメの企画・制作・プロモーションなどにかかる共同開発プロジェクトを推進するとのこと。
将来的には、共同開発により、OSMU(One Source Multi Use/ひとつのコンテンツをさまざまな用途に活用すること)を実現するオリジナルコンテンツを創出し、コミックにとどまらずアニメや2次利用による多方面でのIP活用を推進する。
加えて、Netflix、Amazonなどグローバル映像配信プラットフォームへのアニメ配信や海外向け電子コミック配信を通じて、海外市場においても、コミックとアニメの相乗効果によるオリジナルコンテンツの価値拡大を目指す。