顧客接点における体験設計ソリューションで事業成長・マーケティング課題解決のサポートを手がけるフロンティアインターナショナルは、子会社として「トリニティ」を設立したことを発表した。同社では、体験創造を起点に、ビジネス・クリエイティブ・エンジニアリングの能力を集結し、マーケティング領域を超えた企業成長と変革の支援を行っていく。
同社グループはこれまで、マーケティングプロモーションにおけるイベントや店頭活動を中心に、体験創造がもたらす可能性を追求してきた。
CX・UXのワードに代表される顧客体験価値が注目されるとともに、リアル・デジタル融合(OMO)の進展やメタバースの登場、またD2Cなどの次世代ビジネスの活性化、企業のDX進展など、その体験創造を取り巻く環境はクリエイティブのみならず、エンジニア領域にも拡がり、多彩さと深さが増している。
それに合わせ、体験創造がもたらす可能性と意味は、販促領域に留まることなく、組織や事業・サービスそのものの設計や改善にも大きな影響及ぼすようになっており、事業成果を求める手段としてのビジネス視点としての体験創造をも求められるようになっているという。
これらの背景を踏まえ、同社グループが培ってきた体験創造の視点とノウハウをベースとして、企業成長や変革を必要とする企業や事業に対して、ビジネス・クリエイティブ・エンジニアリングの能力を融合し、課題発見から戦略設計の全体視点と、具体的な解決策の実装をワンストップで支援するサービスを開始する判断に至った。同社は、“Creativeの力で未知を拓き、Technologyの力でカタチづくり、Businessの力で成功に導く。”ことを旨とした“Growth&Innovation Studio”として活動していく所存。
社名に込めた想い
トリニティは、trinityを由来とし、日本語においては三位一体や三重という意味がある。同社においては、ビジネス・クリエイティブ・エンジニアリングの能力をかけあわせて価値を提供することや、第3者として立場からサポートに留まらず、パートナー企業として、そして主体者として自主開発したプロダクトをもって幅広い視点と立場から事業支援すること、ほかにもリアル・デジタル・OMOのすべてに対応していくことにより、次世代に向かう事業支援の存在になる誓いをこめて、当該社名とした。
主な事業内容と今後の展望
同社は、“未来をつくる”ことと、“今を変える”サービスを、全体俯瞰の戦略からそれを可能にする具体的な解決策まで、さまざまな能力を活用して企業の成長や変革を推進していく。社会性やDXなどの企業ニーズに基づき開始するサービスの一例は次のとおり。
パーパス/ビジョン設計
その企業にしか描けない未知なる体験を構想し未来を共有する
ビジネストランスフォーメーション
先端テクノロジーやデータを活用して顧客体験をアップデートし、ビジネスを変革する
チェンジマネジメント
パフォーマンスやエンゲージメントを高める従業員体験やDX像を描き、業務や文化を変える
新事業/新商品開発
未体験の価値をプロダクトやサービスとして具現化して新しい未来をつくる
リクルーティング・エンゲージメント強化
体験視点で大きな未来と細かな現状改善をたらすことにより、企業の未来を支える人材を獲得することや、既存社員やステークホルダーとの絆を強め、人材力を高める
ウェルビーイング支援
従業員のウェルビーイング向上やその文化醸成、またウェルビーイングに寄与するビジネス構想・変革を推進する