しくみデザイン、スマホでゲーム制作可能なアプリ「スプリンギン」をブラウザ対応にアップデート

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2022/09/19 20:00

 しくみデザインは、2005年に誕生した福岡発の未来を創るクリエイティブカンパニー。新世代楽器アプリ「KAGURA(カグラ)」(パソコンのカメラで手や身体の動きを検知し、身体を動かすだけで触れることなく演奏できる新世代楽器)の開発や、スマホでゲームがつくれるアプリ「Springin’(スプリンギン)」の開発、デジタルスケッチブックアプリ「Springin’Classroom」の教育機関への提供など、クリエイターを支援し、日本のモノづくり産業の未来を担う創造的人材を育成することに力を入れている。

 今回、スプリンギンがブラウザ対応にアップデートしたことを発表した。

 2015年からサービスを開始した「スプリンギン」は、コーディング不要で容易にゲームなどのデジタル作品をつくって共有することのできるクリエイタープラットフォーム。アプリのなかに描画ツールや音声エディタ、直感的なビジュアルプログラミングのすべてを備えているので、スマートフォンさえあれば、誰でも絵や写真に音や動きをつけてゲームなど自分だけのオリジナル作品をつくることができる。

 同社は過去1,500作品以上を世の中に生み出してきて実感したことのひとつに、「自分の作品がより多くの人に触れてもらい、評価を得ることがクリエイターのモチベーションにつながる」ということがあるという。

 スプリンギン開発以来、子どもから大人まで年齢・性別問わず13万人以上のクリエイターが生まれ、日々クリエイターによるゲームや絵本などのデジタル作品がアプリ内マーケットに21万作品以上誕生している。クリエイターにおける創作意欲の観点と、動画からゲームまで多様な作品を生み出すことが可能なスプリンギンクリエイターの作品を“誰でもどこでも容易に体験”し、クリエイターエコノミー時代においてスプリンギンがクリエイターの活躍支援を行う持続可能なしくみづくりに発展させたいという想いから、今回外部ブラウザ対応へアップデートを行った。

 同アップデートにより、スプリンギンにて作成した作品をアプリ内のマーケットに出品することで、自動的に外部ブラウザで体験することができるリンクが生成される。外部ブラウザを通じて、スプリンギンのアプリ内ユーザーだけでなくさまざまな人に作品を体験してもらうことで、クリエイターの創作意欲をさらに高め、クリエイターの作品そのものが未来の社会・企業づくりにつながることを目的としている。

 また、スプリンギンで作成したゲームや絵本などが、企業や自治体サイトをはじめ、商業施設内のデジタルサイネージなどにつながることで、クリエイターが制作したゲームをはじめとした多様な作品を効果的なプロモーションコンテンツとして利用することが可能となる。たとえばデジタルサイネージのコンテンツとして動くポスターをスプリンギンクリエイターから作品募集することや、LINEなどのメッセージツールにおいてゲームを送ることが出来る“遊べるメッセージカード”の作成など、スプリンギンにおけるクリエイター作品が多種多様な環境で活用できるようになる。