イタリア・ローマを代表するラグジュアリーブランドであるフェンディ(FENDI)は、インタラクティブな体験を提供するためにARを活用してメタバースの世界へと進出することを発表した。フェンディ 2022-23年秋冬 メンズコレクションで発表された、暗号資産ハードウェアウォレットケースに続き、メゾンは新たなコンテンツを公開した。
Meta(メタ)社がリリースした、オリジナルでクリエイティブなARエフェクトを作成できるプラットフォーム「Spark AR(スパーク エーアール)」を用いて、クリエイティブエージェンシー「バック(BUCK)」がデザインを手がけた革新的なARコンテンツを、Instagramで公開した。同ブランドは、革新的なディテールやシグネチャーのブランドコードを組み合わせ、ヘリテージとモダニティを融合させた最新スニーカー「フェンディ ファスター(FENDI Faster)」のローンチを祝し、ユニークでインタラクティブなデジタル体験を提供する。
今回公開されたARコンテンツ「ファスター バイ フェンディ(Faster by Fendi)」は、「フェンディ ファスター」を探す宝探しへと人々をいざなう体験を提供し、Instagramのストーリーズとリールで利用可能。スマートフォンでARプログラムを起動してスクリーンをタッチするとエフェクトが開始され、ユーザーは自身がいる環境のなかで、手を使いながらバーチャルで遺跡を発掘することができる。
まるで埋もれていた宝物を発見するかのようにいくつもの断片を掘り起こし、さらに続けると「フェンディ ファスター」スニーカーが現れる。今回、革新的な技術として取り入れられたのは、手の動きを読み取る「ハンドトラッキング」と、リアルとバーチャルをシンクロさせる「ミックスドリアリティ(複合現実)」において、実に自然でリアルな動きを体験できる高度な機能。光や質感、さらには反射まで、実物を完全にデジタルで再現したスニーカーが驚くほどの高解像度で目の前に現れる。