「感性AIアナリティクス」キャッチコピー・パッケージの評価機能が向上 SNS感性分析β版も機能追加

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2022/10/04 09:00

 感性AIは、電気通信大学の坂本真樹研究室の特許技術・知財を活用して提供するマーケティングソリューション「感性AIアナリティクス」のバージョンアップを9月30日(金)に実施。

 同ソリューションは、消費者データを学習したAIが、商品の重要な要素である「ネーミング」「キャッチコピー」「パッケージ」の感性データを瞬時に出力するイメージ分析AIツール。あいまいな感性情報をAIにより数値化・データ化、活用することで、試行錯誤が多い新商品開発、既存商品リニューアル時のブランディング・販促業務において、より消費者の感性に働きかけやすいコミュニケーションの実現を支援する。それにより、市場調査コストを軽減し、業務効率化推進に貢献するとともに、「感性データ」の活用によるものづくりにおける感性価値創造を目指す。

 同バージョンアップにより、性別・年代別での「好意度」の評価に加え、「共感性」、「品質感」、「インパクト」の評価結果出力が可能になったほか、SNS感性分析β版機能を追加することで消費者のリアルタイムの反応を感性面から簡易に分析できるようになった。これにより、よりターゲットに響きやすい表現の検討・選定やブランディング・販促活動における効果測定に活用できるようになる。

バージョンアップ内容

評価項目が好意度、共感性、品質感、インパクトの4項目に拡大 

 キャッチコピー・パッケージ分析について、「共感性」「品質感」「インパクト」の評価が新たに可能となる。これにより、性別・年代ごとに「好意度」「共感性」「品質感」「インパクト」の4評価及び43の感性尺度の数値化が実現した。

SNS感性分析β版機能追加

 商品名などキーワードに対するTwitter上の消費者のリアルタイムの反応を取得し、感性を分析する新機能β版を追加。SNSのデータを感性の切り口で分析することで、新商品開発、既存商品リニューアル時のブランディング・販促活動の効果測定や、新たなニーズ把握につながる。