タイププロジェクトは、ブリヂストンがMonotypeの協力のもと開発した欧文コーポレートフォントに合わせて調整した AXISフィットフォントを「BridgestoneType TP」として提供したことを発表した。
ブリヂストンがコーポレートフォントのグローバル展開を進めるなかで、日本でのブランド表現のためにサインにも本文にも対応できる汎用性の高さ、コンデンス体を持っている点など和文書体の条件をもっとも満たす書体としてAXIS Fontが選ばれた。欧文コーポレートフォントに合わせてAXIS Fontのウエイトや字幅を設定し、さらに欧文書体の拡大率とベースラインを調整して「BridgestoneType TP」として提供。ウエイトや字幅の調整には、自社開発したフィットフォント技術を用いている。
同フォントは名刺、封筒などのコーポレートアイテム、施設サイン、広報、広告宣伝、イベント、販促ツール、ウェブサイトなど、さまざまな社外コミュニケーションでの使用が想定されている。
同社では、企業のメッセージを伝えるための手段としてフォントによるブランディングを提案。フィットフォント技術を用いて、AXIS FontやTP明朝、TPスカイのウエイトや字幅、コントラスト、フトコロ軸を調節することで最適な組合せを提供する。欧文部を他社欧文と組み替えるほか、オリジナルのひらがなやカタカナを開発するなど、グローバル企業にコーポレートフォントを提供している。