rakumoは、クリエイティブ業界(放送、メディア、広告、制作)の会社員121名を対象に、クリエイティブ業界のスケジュール管理に関する調査を実施した。同調査結果の詳細は、次のとおり。
クリエイティブ業界でのスケジュール管理・共有方法、49.6%が「グループウェア」
「Q1.勤め先でのスケジュール管理・共有の方法について(複数回答)」(n=121)質問したところ、「グループウェア(Google Workspace、Microsoft365、サイボウズなど)」が49.6%、「スケジュール管理ツール」が18.2%、「エクセル・スプレッドシート」が18.2%という結果に。
複数人でのスケジュール調整手段、「メール」が55.9%で最多
「Q2.あなたのお勤め先での、複数人とのスケジュール調整を行う際の手段について教えてください。(複数回答)」(n=111)と質問したところ、「メール」が55.9%、「チャット」が44.1%、「グループウェアなどのツール」が35.1%という回答となった。
複数人でのスケジュール調整の課題、35.8%が「人数が増えるほど時間がかかる」
Q2で「複数人とのスケジュール調整は発生しない」以外を回答した人に、「Q3.勤め先でのスケジュール調整における課題について(複数回答)」(n=106)質問したところ、「調整する人数が多いと時間がかかり大変」が35.8%、「他の人のスケジュールが把握しにくい」が29.2%だった。
「リスケの際、各所への連絡に時間を要す」や「カレンダーを見ない人がいる」などの課題も
Q3で「課題はない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q4.あなたのお勤め先での、スケジュール調整における課題について、Q3以外にありましたら自由に教えてください。(自由回答)」(n=71)と質問したところ、「リスケの際、各所への連絡に時間を要する」や「カレンダーを見ない人がいる」など35の回答を得ることができた。
自由回答・一部抜粋
- 26歳:リスケの際、各所への連絡に時間を要する。
- 31歳:カレンダーを見ない人がいる。
- 47歳:他社も含めた調整が難しい。
- 32歳:適切なアジェンダ設定が難しい。
- 26歳:どの会議も大体同じような時間に開催されるため、調整が難しい。
- 40歳:勝手に予定が入れられている。
プロジェクト単位のスケジュール調整の課題、「社外の方を含んだ調整に難しさを感じる」が75.0%で最多
Q3で「部門や部署を横断したプロジェクト単位のスケジュール調整がしにくい」と回答した人に、「Q5.プロジェクト単位のスケジュール調整の課題について(複数回答)」(n=20)質問したところ、「社外の方を含んだ調整に難しさを感じる」が75.0%、「他の部門や部署のスケジュール確認に時間がかかる」が60.0%、「日頃から部門や部署を跨いだ日程調整が多く苦労している」が45.0%という回答となった。
不十分なスケジュール調整によって、約半数が「本来業務に割ける時間が奪われている」と問題視
Q3で「課題はない」「わからない/答えられない」以外を回答した人に、「Q6.勤め先でスケジュール調整が円滑にできないことにより、生じている問題について(複数回答)」(n=71)質問したところ、「調整に時間を要し、本来業務に割ける時間が奪われている」が49.3%、「コミュニケーションが不十分になり、成果物のずれが生じる」が26.8%、「導入したツールやサービスの利用が広まらない」が14.1%に。
また、Q6で「問題はない」「わからない/答えられない」以外を回答した人に、「Q7.Q6で回答した以外に、スケジュール調整が円滑にできないことにより、生じている問題があるか(自由回答)」(n=53)を質問したところ、「先延ばしになり、必要以上に時間を要する」や「タスクが進まない」など27の回答を得た。
自由回答・一部抜粋
- 26歳:先延ばしになり、必要以上に時間を要する。
- 32歳:タスクが進まない。
- 26歳:各所へのメール展開。
- 31歳:スケジュール管理をしてるはずなのに、改めて調整の連絡が来たり、無理に予定を入れられたりする。
望ましいスケジュール管理・共有の方法、47.7%が「グループウェアのカレンダー機能を活用」 直感的デザインや操作性求める
「Q8.望ましいと思うスケジュール管理・共有の方法について(複数回答)」(n=111)質問したところ、「グループウェアのカレンダー機能を活用」が47.7%、「スマホ対応などどこからでも利用できるツールの活用」が38.7%、「スケジュール調整のルールの明確化と徹底」が28.8%という結果となった。
スケジュール管理ツールに直感的なデザインや操作性を求める声 部門単位での管理のしやすさも重視
Q8で「グループウェアのカレンダー機能を活用」「スマホ対応など、どこからでも利用できるツールの活用」と回答した人に、「Q9.スケジュール管理ツールに求める特長について(複数回答)」(n=73)質問したところ、「直感的なデザインで操作性がよく、誰もが使いやすい」が64.4%、「スケジュールの確認のしやすさ・高い検索性」が56.2%、「予定の種別(外出中や会議中など)がひと目で分かりやすい」が53.4%、「部門やプロジェクトごとにスケジュール管理ができる」が43.8%だった。
Q9で「わからない/答えられない」以外を回答した人に、「Q10.Q9で回答した以外に、スケジュール管理ツールに求める特長があるか(自由回答)」(n=71)と質問したところ、「一覧など視認性の高さ」や「リスケ時に、一斉メールが届く」など29の回答を得た。
自由回答・一部抜粋
- 32歳:一覧など視認性の高さ。
- 26歳:リスケ時に、一斉メールが届く。
- 49歳:アイコンの充実。
- 47歳:セキュリティと会議資料の共有をシームレスに。
調査概要
- 調査期間:2022年11月15日〜同年11月17日
- 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査
- 有効回答:クリエイティブ業界(放送、メディア、広告、制作)の会社員121名